鉄道掲示規程

  1. ローマ字のつづり方は改修ヘボン式によること。
  2. 長音の符号には「 ̄(マクロン)」を用いること。
  3. はねる音「ん」はB・P・Mの前はM、その他はNを用いること。
  4. はねる音M・Nとその次に来る母音(Yを含む。)とを切り離す必要があるときは「-」を用いること。
  5. 促音はCHの前はTを、その他の場合には次に来る子音を重ねること。
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1 Response to 鉄道掲示規程

  1. shinichi says:

    駅名のローマ字表記法

    南海ふしぎ発見!?

    http://officenezuka.webcrow.jp/DearNANKAI/nankai/fushigi/romaji.html

     駅名標や行先表示機、路線図には、外国から来た人にもわかるようにローマ字が添えられることがほとんどです。我々日本人にとってローマ字表記は漢字の読みがなとして用いられることもあり、読むことに関してはた易いことでしょうが、表記するとなると一筋縄では行きません。南海電鉄の駅名には表記法の難しいローマ字が数多く存在します。それらを紹介しつつ、駅名のローマ字表記法を見ていきたいと思います。

     では皆さんに問題です。「なんば」「新今宮」「貝塚」をローマ字で正しく書くことができますか?
    そんなの簡単だよ。
    「NANBA」「SINIMAMIYA」「KAIDUKA」
    こう書かれた方は残念ですが間違っています。

     ローマ字を含む駅名などの表記法は鉄道掲示規程(1947年7月26日 達398号)を基本としています。長い年月を経る間に様々な例外が発生しているところもありますが、南海電鉄では今でもこの規程に沿っているようです。

     上記の規程でローマ字に関する項目は次の5点です。

    1.ローマ字のつづり方は改修ヘボン式によること。
    2.長音の符号には「 ̄(マクロン)」を用いること。
    3.はねる音「ん」はB・P・Mの前はM、その他はNを用いること。
    4.はねる音M・Nとその次に来る母音(Yを含む。)とを切り離す必要があるときは「-」を用いること。
    5.促音はCHの前はTを、その他の場合には次に来る子音を重ねること。
    これに沿って見ていきましょう。

    1.ローマ字のつづり方は改修ヘボン式によること。

     ローマ字には子音と母音の組み合わせが整った日本式と小学校で教えられる訓令式、「ち」や「つ」が特別な表記をするヘボン式があります。一般的にローマ字を書く際にはヘボン式が用いられ、駅名の表記にもヘボン式が用いられています。
    貝塚がそれに関わる問題でした。
    「か」「い」「づ」「か」をそれぞれローマ字で書くと「KA」「I」「DU」「KA」。
    さて、どこがおかしいかというと、実はヘボン式では「づ」は「DU」ではなく「ZU」と書きます。
    貝塚をヘボン式で表記すると「KAIZUKA」となります。

    以下によく使うヘボン式の特別な表記を挙げておきます。
    し→SHI、ち→CHI、つ→TSU、じ・ぢ→JI、づ→ZU
    ちゃ→CHA、ちゅ→CHU、ちょ→CHO
    じゃ→JA、じゅ→JU、じょ→JO

    2.長音の符号には「 ̄(マクロン)」を用いること。

     前項で一般的にローマ字を書く際にはヘボン式が用いられると書きましたが、もう少し厳密に言うと、一般的によく用いられるのは、ヘボン式から長音をあらわすダイアクリティカルマーク(字上符)<  ̄> をとりのぞいた外務省式(パスポート式)です。
    駅名の表記には純粋なヘボン式が用いられるため、長音を表すために「 ̄」を用います。
    高野山のように一般的に知名度の高い駅名なら読み間違えられることはないかも知れませんが、金剛の場合「KONGO」と表記すると「こんごう」駅なのか「こんご」駅なのか区別がつきません。そこで長音の場合には文字に符号「 ̄」を付けて区別します。
    金剛を長音符号を用いて表記すると次のようになります。
    __________
    KONGO
    (実際には「 ̄」のついた文字があるのですが、htmlでは表示できないので文字の上にアンダーバーを付けて代用しています。)

    3.はねる音「ん」はB・P・Mの前はM、その他はNを用いること。

     なんばは「ん」の書き方の問題でした。
    ローマ字で「ん」と書く場合、普通は「N」を用います。しかし、ヘボン式の「ん」には例外があり、「B」「P」「M」の前に来る場合は「M」にしなければなりません。
    従って、なんばの正しい表記は「NAMBA」となります。

    4.はねる音M・Nとその次に来る母音(Yを含む。)とを切り離す必要があるときは「-(ハイホン)」を用いること。

     「ん」は「N」もしくは「M」で表すと前項に書きました。「N」「M」はそれだけではなく、それぞれ「な行」「は行」を表す子音としても用います。では、「ん」の次に母音「A・I・U・E・O」もしくは「Y」が来た場合、どうなるでしょうか。
    新今宮を表記する場合そうなるのですが、「SHINIMAMIYA」と書いて、そのまま発音してみてください。
    「ん」の「N」と「い」の「I」がつながって「しんいまみや」ではなく「しにまみや」となってしまいます。
    そこで「ん」の「N」と次に来る母音の間に「-」を入れて切り離します。
    すると「shin-imamiya」となり、これで「N」「I」をつなげずに「しんいまみや」と読むことができます。

    5.つまる音「っ」はCHの前はTを、その他の場合には次に来る子音を重ねること。

     「っ」を次に来る子音を重ねて表記することは、ローマ字のどの方式でも同じです。
    例えば三日市町であれば
    _____________________
    MIKKAICHICHO
    となります。
    ヘボン式にのみ、「CH」の前に「っ」が来る場合は「T」を用いると言う例外がありますが、南海電鉄には該当する駅名がないので、省略します。

     以上が、駅名のローマ字表記法です。

     では、解説を終えたところで再び問題です。次の駅名をローマ字で正しく書いて下さい。
    「蛸地蔵」「八幡前」「鳥取ノ荘」

    解答は・・・路線図や駅名標を見られた時に、ローマ字表記をよく観察してみて下さい。

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