No. | ラテン語月名 | 日数 | 由来 | 現在該当 する月 |
---|---|---|---|---|
1 | Martius | 31日 | 軍神マルスの月 | 3月 |
2 | Aprīlis | 30日 | 美の女神ウェヌスの月 | 4月 |
3 | Māius | 31日 | 豊穣の女神マイアの月 | 5月 |
4 | Jūnius | 30日 | 女性と結婚の守護神ユーノーの月 | 6月 |
5 | Quīntīlis | 31日 | quīntus(5番目の月) | 7月 |
6 | Sextīlis | 30日 | sextus(6番目の月) | 8月 |
7 | September | 30日 | septem(7の月) | 9月 |
8 | Octōber | 31日 | octo(8の月) | 10月 |
9 | November | 30日 | novem(9の月) | 11月 |
10 | December | 30日 | decem(10の月) | 12月 |
(月は置かれない) | 約61日 |
ローマ暦
ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/ローマ暦
紀元前753年(紀元前745年説あり)、最初のローマ暦が古代ローマで採用された。この暦法は、ローマを建国したとされる王ロームルスの名をとり、ロムルス暦と呼ばれる。この暦には29ないし31日からなる月が10個置かれ、現在の3月にあたる月から始まり12月で終わっていた。各月の名称と日数は下表のとおり。年始にあたる Martius が1番目の月であり、4番目の Junius までは神の名前をつけている。5番目から10番目にあたるQuīntīlisからDecemberまでの月.名は、ラテン語の数詞5-10(quīnque, sex, septem, octō, novem, decem)に由来し、第5月から第10月を意味する。月の順序と月名との間にずれが生じたのは、後述の紀元前153年の改暦による。1年の長さは304日で、12月30日と3月1日の間に、日付のない日が約61日間続いた。農耕暦だったので、畑仕事のない季節に日付は必要なかったとされる。当時のローマ人は1年の長さが約365日であることを知らなかったため、日付のない日は厳密に61日間ではなく、春めいてきた日に王が新年を宣言するという形をとったと考えられる。