上野千鶴子

あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと…たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。

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2 Responses to 上野千鶴子

  1. shinichi says:

    平成31年度東京大学学部入学式 祝辞

    上野 千鶴子

    平成31年4月12日

    https://www.u-tokyo.ac.jp/ja/about/president/b_message31_03.html

    ご入学おめでとうございます。あなたたちは激烈な競争を勝ち抜いてこの場に来ることができました。

    女子学生の置かれている現実

    その選抜試験が公正なものであることをあなたたちは疑っておられないと思います。もし不公正であれば、怒りが湧くでしょう。が、しかし、昨年、東京医科大不正入試問題が発覚し、女子学生と浪人生に差別があることが判明しました。文科省が全国81の医科大・医学部の全数調査を実施したところ、女子学生の入りにくさ、すなわち女子学生の合格率に対する男子学生の合格率は平均1.2倍と出ました。問題の東医大は1.29、最高が順天堂大の1.67、上位には昭和大、日本大、慶応大などの私学が並んでいます。1.0よりも低い、すなわち女子学生の方が入りやすい大学には鳥取大、島根大、徳島大、弘前大などの地方国立大医学部が並んでいます。ちなみに東京大学理科3類は1.03、平均よりは低いですが1.0よりは高い、この数字をどう読み解けばよいでしょうか。統計は大事です、それをもとに考察が成り立つのですから。

    女子学生が男子学生より合格しにくいのは、男子受験生の成績の方がよいからでしょうか?全国医学部調査結果を公表した文科省の担当者が、こんなコメントを述べています。「男子優位の学部、学科は他に見当たらず、理工系も文系も女子が優位な場合が多い」。ということは、医学部を除く他学部では、女子の入りにくさは1以下であること、医学部が1を越えていることには、なんらかの説明が要ることを意味します。

    事実、各種のデータが、女子受験生の偏差値の方が男子受験生より高いことを証明しています。まず第1に女子学生は浪人を避けるために余裕を持って受験先を決める傾向があります。第2に東京大学入学者の女性比率は長期にわたって「2割の壁」を越えません。今年度に至っては18.1%と前年度を下回りました。統計的には偏差値の正規分布に男女差はありませんから、男子学生以上に優秀な女子学生が東大を受験していることになります。第3に、4年制大学進学率そのものに性別によるギャップがあります。2016年度の学校基本調査によれば4年制大学進学率は男子55.6%、女子48.2%と7ポイントもの差があります。この差は成績の差ではありません。「息子は大学まで、娘は短大まで」でよいと考える親の性差別の結果です。

    最近ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイさんが日本を訪れて「女子教育」の必要性を訴えました。それはパキスタンにとっては重要だが、日本には無関係でしょうか。「どうせ女の子だし」「しょせん女の子だから」と水をかけ、足を引っ張ることを、aspirationのcooling downすなわち意欲の冷却効果と言います。マララさんのお父さんは、「どうやって娘を育てたか」と訊かれて、「娘の翼を折らないようにしてきた」と答えました。そのとおり、多くの娘たちは、子どもなら誰でも持っている翼を折られてきたのです。

    そうやって東大に頑張って進学した男女学生を待っているのは、どんな環境でしょうか。他大学との合コン(合同コンパ)で東大の男子学生はもてます。東大の女子学生からはこんな話を聞きました。「キミ、どこの大学?」と訊かれたら、「東京、の、大学…」と答えるのだそうです。なぜかといえば「東大」といえば、退かれるから、だそうです。なぜ男子学生は東大生であることに誇りが持てるのに、女子学生は答えに躊躇するのでしょうか。なぜなら、男性の価値と成績のよさは一致しているのに、女性の価値と成績のよさとのあいだには、ねじれがあるからです。女子は子どものときから「かわいい」ことを期待されます。ところで「かわいい」とはどんな価値でしょうか?愛される、選ばれる、守ってもらえる価値には、相手を絶対におびやかさないという保証が含まれています。だから女子は、自分が成績がいいことや、東大生であることを隠そうとするのです。

    東大工学部と大学院の男子学生5人が、私大の女子学生を集団で性的に凌辱した事件がありました。加害者の男子学生は3人が退学、2人が停学処分を受けました。この事件をモデルにして姫野カオルコさんという作家が『彼女は頭が悪いから』という小説を書き、昨年それをテーマに学内でシンポジウムが開かれました。「彼女は頭が悪いから」というのは、取り調べの過程で、実際に加害者の男子学生が口にしたコトバだそうです。この作品を読めば、東大の男子学生が社会からどんな目で見られているかがわかります。

    東大には今でも東大女子が実質的に入れず、他大学の女子のみに参加を認める男子サークルがあると聞きました。わたしが学生だった半世紀前にも同じようなサークルがありました。それが半世紀後の今日も続いているとは驚きです。この3月に東京大学男女共同参画担当理事・副学長名で、女子学生排除は「東大憲章」が唱える平等の理念に反すると警告を発しました。

    これまであなたたちが過ごしてきた学校は、タテマエ平等の社会でした。偏差値競争に男女別はありません。ですが、大学に入る時点ですでに隠れた性差別が始まっています。社会に出れば、もっとあからさまな性差別が横行しています。東京大学もまた、残念ながらその例のひとつです。

    学部においておよそ20%の女子学生比率は、大学院になると修士課程で25%、博士課程で30.7%になります。その先、研究職となると、助教の女性比率は18.2、准教授で11.6、教授職で7.8%と低下します。これは国会議員の女性比率より低い数字です。女性学部長・研究科長は15人のうち1人、歴代総長には女性はいません。

    女性学のパイオニアとして

    こういうことを研究する学問が40年前に生まれました。女性学という学問です。のちにジェンダー研究と呼ばれるようになりました。私が学生だったころ、女性学という学問はこの世にありませんでした。なかったから、作りました。女性学は大学の外で生まれて、大学の中に参入しました。4半世紀前、私が東京大学に赴任したとき、私は文学部で3人目の女性教員でした。そして女性学を教壇で教える立場に立ちました。女性学を始めてみたら、世の中は解かれていない謎だらけでした。どうして男は仕事で女は家事、って決まっているの?主婦ってなあに、何する人?ナプキンやタンポンがなかった時代には、月経用品は何を使っていたの?日本の歴史に同性愛者はいたの?…誰も調べたことがなかったから、先行研究というものがありません。ですから何をやってもその分野のパイオニア、第1人者になれたのです。今日東京大学では、主婦の研究でも、少女マンガの研究でもセクシュアリティの研究でも学位がとれますが、それは私たちが新しい分野に取り組んで、闘ってきたからです。そして私を突き動かしてきたのは、あくことなき好奇心と、社会の不公正に対する怒りでした。

    学問にもベンチャーがあります。衰退していく学問に対して、あたらしく勃興していく学問があります。女性学はベンチャーでした。女性学にかぎらず、環境学、情報学、障害学などさまざまな新しい分野が生まれました。時代の変化がそれを求めたからです。

    変化と多様性に拓かれた大学

    言っておきますが、東京大学は変化と多様性に拓かれた大学です。わたしのような者を採用し、この場に立たせたことがその証です。東大には、在日韓国人教授、姜尚中さんも、高卒の教授、安藤忠雄さんもいました。また盲ろう二重の障害者である教授、福島智さんもいらっしゃいます。

    あなたたちは選抜されてここに来ました。東大生ひとりあたりにかかる国費負担は年間500万円と言われています。これから4年間すばらしい教育学習環境があなたたちを待っています。そのすばらしさは、ここで教えた経験のある私が請け合います。

    あなたたちはがんばれば報われる、と思ってここまで来たはずです。ですが、冒頭で不正入試に触れたとおり、がんばってもそれが公正に報われない社会があなたたちを待っています。そしてがんばったら報われるとあなたがたが思えることそのものが、あなたがたの努力の成果ではなく、環境のおかげだったこと忘れないようにしてください。あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を持ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひと…たちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。

    あなたたちのがんばりを、どうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください。女性学を生んだのはフェミニズムという女性運動ですが、フェミニズムはけっして女も男のようにふるまいたいとか、弱者が強者になりたいという思想ではありません。フェミニズムは弱者が弱者のままで尊重されることを求める思想です。

    東京大学で学ぶ価値

    あなた方を待ち受けているのは、これまでのセオリーが当てはまらない、予測不可能な未知の世界です。これまであなた方は正解のある知を求めてきました。これからあなた方を待っているのは、正解のない問いに満ちた世界です。学内に多様性がなぜ必要かと言えば、新しい価値とはシステムとシステムのあいだ、異文化が摩擦するところに生まれるからです。学内にとどまる必要はありません。東大には海外留学や国際交流、国内の地域課題の解決に関わる活動をサポートする仕組みもあります。未知を求めて、よその世界にも飛び出してください。異文化を怖れる必要はありません。人間が生きているところでなら、どこでも生きていけます。あなた方には、東大ブランドがまったく通用しない世界でも、どんな環境でも、どんな世界でも、たとえ難民になってでも、生きていける知を身につけてもらいたい。大学で学ぶ価値とは、すでにある知を身につけることではなく、これまで誰も見たことのない知を生み出すための知を身に付けることだと、わたしは確信しています。知を生み出す知を、メタ知識といいます。そのメタ知識を学生に身につけてもらうことこそが、大学の使命です。ようこそ、東京大学へ。

  2. shinichi says:

    Speech: Society is a place where even if one works hard, they might not be rewarded fairly

    by Chizuko Ueno

    translated by Voice Up Japan Team

    https://www.voiceupjapan.org/all-news/society-is-a-place-where-even-if-one-works-hard-they-might-not-be-rewarded-fairly

    Congratulations on your entrance. You have fought through fierce competition to be here. You might be wondering if the exam screening was fair. If it was not, you might be filled with anger. However, last year, discrimination based on sex and age was revealed by the Tokyo medical school. Research done by the Ministry of Education found out that it is 1.2 times harder for female students to get into 81 other medical schools across the country than male students.

    The rate to get into Tokyo medical university is 1.29, the highest was Juntendo University at 1.67 and other private universities that ranked high was Showa University, Nihon University, and Keio University. The acceptance rate of universities lower than 1.0 or universities that are more likely to accept female students, are Tottori University, Shimane University, Tokushima University and Hirosaki University and other regional national universities (?). The rate to get into Tokyo University of Science is 1.03, which is lower than the average but higher than 1.0. What does this number represent? These statistics are important as it helps to analyze the situation.

    Is the reason for male students more likely to be accepted than female students because male students have higher grades? The researcher that conducted the medical university acceptance rate said the following:

    “There are no specific departments that are dominated by boys, and there are many cases in which girls are dominant in science and engineering as well as in humanity departments.”

    Which means that in all departments except for medicine, the acceptance rate for females is less than 1. And for the medical department to have an acceptance rate that is higher than 1, there needs to be some form of explanation.

    The fact is, there is data that shows that female students have higher class percentile than male students. First of all, females who want to avoid repeating another year of applying to universities, wisely choose their university that they for sure know that they are able to get in. Second of all, new female students of University of Tokyo has never increased more than 20%. For this year, the rate of female students has decreased from last year to 18.1%.

    Statistically, there is no gender difference in the normal distribution of class percentile, which means that female students who are more brilliant than male students are taking the examination of University of Tokyo. Third of all, a gender gap exists between those who attend a 4-year college.

    According to the Report on School Basic Survey, those who attend a 4-year college is 55.6% males and 48.2% females and there is a difference of 7 points between them. This difference is not due to the difference in their grades. It is a result of the sexist idea that “sons attend 4-year college and daughters attend associate college” reinforced by parents.

    Recently, Malala Yousafzai, a Nobel Peace prize winner, visited Japan and spoke about the importance of education for girls.

    This may be important to Pakistan but is Japan unrelated to this issue? For girls to be told “because you are a girl,” their aspiration is cooled down by people who believe individuals are incapable of achieving something due to their gender. Malala’s father was asked how did he raise his daughter, and he said that he tried to not let her “wings get clipped”. Like many girls, their “wings have been clipped” even though all children have “wings to fly high with”.

    What sort of environment is waiting for the students who worked hard to get into University of Tokyo? When male students of University of Tokyo attend group blind date (Goukon), they are considered more attractive. But I heard an interesting story from one of the female student. When a female student is asked which university she attends, they answer “a university in Tokyo….” This is because if they answer University of Tokyo, they are considered less attractive.

    Why can male students have proud when they say they attend University of Tokyo but female students can’t and have to hesitate? This is because if a male student has high grades, their value is considered higher when females are not.

    Girls are expected to be cute (kawaii) from a young age. What is the value of kawaii? It includes the guarantee that the values to be loved, to be chosen, and to be protected will never threaten their partner. That is why girls hide their high grades or the fact that they are a student of University of Tokyo.

    There was an incident where five students of University of Tokyo Engineering department and Graduate School of Engineering sexually assaulted a female student as a group.

    3 of the perpetrator were expelled, and 2 received a suspension. Using this incident as a model, there was a novel written by Kaoruko Himeno called Because She is Stupid (彼女は頭が悪いから) and a symposium was held last year on campus on this topic.

    The phrase “Because she is stupid” was an actual phrase that was used by one of the perpetrators during the investigation. This novel shows how male students of University of Tokyo are seen by the society.

    Additionally, I heard that there are a number of existing clubs within University of Tokyo that lets female students from other universities in but not let female students from their own university become a member of the club.

    While I was a student, which was half a century ago, there were similar clubs. It is surprising that this still exists today after half a century. In March this year, under the name of the director in charge of gender equality in University of Tokyo and the Vice President, a warning was issued that exclusion of female students violates the very idea of equality advocated by the Todai Values (東大憲章).

    The school that you have been living was a tatemae society. One’s gender nor sex was necessary for a competition of class percentile. However, even before students enter the university, there is already a hidden sexism existing within the institution. As the student enter society, there is more explicit sexism that exists. And unfortunately, University of Tokyo is an example of this.

    Depending on the department, the rate of female Undergraduate university students is about 20%, Masters students is 25%, Doctorate students is 30.7%. The percentage rate further decreases where the researcher position of assistant professor is 18.2%, the associate professor is 11.6% and professor position is 7.8%. This rate is lower than the rate of female members of Parliament. The number of female Deans and the Dean of Researcher is 1 in 15, and there has never been a female University President.

    40 years ago, a study that researched such issues was created. This is called Women’s Studies. And later became gender studies. When I was a student, there was not a study called Women’s Studies in this society.

    Because there wasn’t such a study, I created it.

    Women’s Study started outside of the university and was included later. 4 and a half century ago, when I started working at University of Tokyo, I was the third female teacher in the Department of Literature. And I was in a position to teach Women’s Studies and was able to have a platform. When I started Women’s Studies, the society was full of unsolved mysteries.

    Why is it decided that men should work and women should be at home? What is a housewife and what do they do? What did people use when tampons and napkins did not exist? Were there homosexuals in the past? There was no precedent research because no one had investigated about it.

    For that reason, anyone could have become a pioneer of this department; the first one to research about it. Today in University of Tokyo, you can get a degree in the research of housewives, research about manga, or research about sexuality, but that is because we have been fighting and working in new areas. What encouraged me was the unceasing curiosity and the anger over the injustice present within the society.

    There are also ventures in learning. There are studies that are newly emerging in response to declining demand. Women’s Studies was a venture. Not just Women’s Studies, but various new fields such as environmental studies, informatics, and Disability Studies were created. It is because the change of the times sought it.

    I will say this: University of Tokyo is a university that is open to change and diversity.

    The fact that they have allowed me to work here and stand in front of you is the proof. At University of Tokyo, there was the first Zainichi Korean professor, Kang Sang-Jung and the first high school graduate professor, Tadao Ando, at a national university. There is also a professor who is visually blind, Tomo Fukushima.

    You were selected to be here. It is said that the national expenses that costs per university student is 5 million yen a year. A great educational learning environment is waiting for you for the next four years. The wonderfulness is assured by me who has the experience of teaching here.

    You must have come here thinking that you will be rewarded as long as you work hard. However, like the discrimination that happened for the entrance exam, I mentioned before, society is a place where even if one works hard, they might not be rewarded fairly.

    Do not forget the fact that you think hard work is going to be rewarded, it is not because of your hard work, but is because of your privileged environment. For you to think that you will be rewarded for your hard work, is because people around you and your environment have encouraged you, pushed you, held your hand, and praised you for being able to achieve something.

    There are many individuals who are not rewarded for their hard work, are unable to work hard even if they want to, and those who worked too hard and damaged their health. There are people who have lost their willingness to work hard because they are told, “you can’t do that.”

    Do not just use your perseverance for yourself. Use your privileged environment and privileged ability to help those who are less privileged.

    And be aware of your weakness, and support each other.

    Feminism is part of a women’s movement that created Women’s Studies, but feminism is not a concept that women want to behave like men, or the “weak” wants to be “strong”. Feminism is a concept that seeks the weak to be respected as the weak.

    What is waiting for you is the unpredictable, the unknown world where past theories do not apply.

    Until now, you have sought for knowledge with an answer. What is waiting for you from now on is a world filled with questions without an answer.

    The reason why diversity is needed on campus is that new values are created between systems, where different cultures conflict with each other. You do not have to be kept within the campus. The University of Tokyo also has a program that supports studying abroad, international exchange and solving local issues in Japan.

    Seek out of the unknown and jump out into the world.

    There is no need to be afraid of different cultures. If it is a place where humans live, anyone can survive. We want you to be able to survive and have knowledge in a world where the brand of University of Tokyo means nothing, in any environment, in any world, even as a refugee.

    I am convinced that the value of learning at university is not to acquire certain knowledge, but to acquire knowledge to create knowledge that no one has seen before. The knowledge that creates knowledge is called meta-knowledge. It is the mission of the university for you to get this meta-knowledge.

    Welcome to University of Tokyo.

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