吉岡隆知

根管治療を取り巻く環境は、マイクロスコープやCTの登場などによって大きく様変わりしました。言葉は悪いかもしれませんが、昔は当てずっぽうの治療も珍しくありませんでした。しかしマイクロスコープやCTが導入されたことで、当てずっぽうではない、より精密な治療が行える環境が整ったのは事実だと思います。ただし意外に思われるかもしれませんが、昔と今を比べて、治療成績に関しては劇的な変化があるわけではありません。なぜなら、機器の有無に関係なく、治療の本質的な部分は変わらないからです。
適切な治療を行っていくうえで前提となるのは、正しい診断です。ですから当院では、診断の正確さを非常に重要視しています。マイクロスコープやCTが効果を発揮するのは、あくまでも正しい診断ができてからのこととなります。

3 thoughts on “吉岡隆知

  1. shinichi Post author

    吉岡 隆知 院長

    東京ドクターズ

    https://tokyo-doctors.com/dentalList/1320/interview/

    専門医による正しい診断とやり直しのない根管治療を目指す。
    東京医科歯科大学卒業後、東京医科歯科大学に籍を置き、臨床・研究・教育に携わる。2010年御茶ノ水駅そばに開業。

    「3足のわらじ」を履き多忙な日々を送る歯科医。

    祖父も父も歯科医をしており、自然にこの道を志しました。しかし、大学で臨床研究を続けるうちに「専門医としてやっていきたい」と考えるようになりました。日本学術振興会の特別研究員をしていた時期もありますが、基本的には東京医科歯科大学に籍を置き、臨床・研究・教育に携わってきました。
    「吉岡デンタルオフィス」を開業したのは2010年のこと。現在は、当院での診療、歯科医師を対象としたセミナー開催、そして根管治療に用いる精密模型の製作という、言わば「3足のわらじ」を履いて多忙な日々を過ごしています。
    ちなみに開業場所として御茶ノ水を選んだのは、東京駅からも、母校である東京医科歯科大学からも近く、便利な場所であったから。実際に開業してみると、交通至便でありながら、御茶ノ水駅周辺の賑わいから少し離れているため環境的にはとても落ち着いていて、たいへん気に入っています。

    根管治療のスペシャリストとして難しい症状や痛みに対応。

    当院は、根管治療専門のクリニックになります。来院される患者様は紹介が中心のため看板を出していませんが、ホームページや口コミを通じて当院のことを知ってくださった方々もいらっしゃいます。
    根管治療の対象となる代表的な症状としては、歯髄炎、根尖性歯周炎などが挙げられます。この中で「治療がうまくいかない」「治療後の調子が良くない」といった、一般の歯科医院では手に負えない、より複雑で難易度の高いケースが多いです。
    私自身、日本歯科保存学会の指導医・専門医の資格、ならびに日本歯内療法学会の専門医の資格を持つとともに、これまでに講演や論文の上梓なども精力的にこなし、学術大会で数多くの賞もいただいてきました。専門的な知識と技術、そして豊富な実績を持った根管治療のスペシャリストとして、一般の歯科医院ではなかなか対応することの難しい症状や痛みを診させていただいていますので、関東近郊はもとより関西方面や、遠く海外から治療を受けに来られる患者様などもいらっしゃいます。

    歯科医向けのセミナーを開催し、専門医の育成に尽力。

    根管治療を取り巻く環境は、マイクロスコープやCTの登場などによって大きく様変わりしました。言葉は悪いかもしれませんが、昔は当てずっぽうの治療も珍しくありませんでした。しかしマイクロスコープやCTが導入されたことで、当てずっぽうではない、より精密な治療が行える環境が整ったのは事実だと思います。ただし意外に思われるかもしれませんが、昔と今を比べて、治療成績に関しては劇的な変化があるわけではありません。なぜなら、機器の有無に関係なく、治療の本質的な部分は変わらないからです。
    適切な治療を行っていくうえで前提となるのは、正しい診断です。ですから当院では、診断の正確さを非常に重要視しています。マイクロスコープやCTが効果を発揮するのは、あくまでも正しい診断ができてからのこととなります。
    開業されている歯科医の方々から「根管治療について教えてほしい」と相談されることも多く、当院では、歯科医向けのセミナーを定期的に開催するとともに、年に2回、歯内療法症例検討会も行っています。根管治療に携わる者のひとりとして、こうした活動を通じて専門医の層を厚くし、それがひいては患者様の利益に繋がっていけばうれしく思います。

    正しい診断を可能にする高度な知識と経験に自信あり。

    もっとも大切にしているのは、さきほども申したとおり「診断」になります。正しい診断なくてして、適切な治療を行うことは決してできませんからね。正確な診断というのは、CTやマイクロスコープを始めとした高性能の機器があれば誰でもできるといったものではなく、見極める歯科医の側に高度な知識と経験が求められます。知識や経験に関しては私が特に自信を持っている部分でもあり、他の歯科医では見つけられないものを見つけ、判断できないものを正確に判断できると自負しています。その診断結果を患者様にはっきりとお伝えし、そのうえで治療方針を決めていきます。
    専門医の目から見て、根管治療がふさわしくないと判断されるケースについてはより適切な治療が受けられる施設をご紹介させていただくこともあります。患者様にはきちんと納得して治療を受けていただきたいと思っていますので、事前のご説明と同意に関してもとても大事にしています。

    これから受診される患者さんへ。

    虫歯や歯周病だけでなく、歯の病気というのは非常に多彩です。まだまだ未解明の部分もありますし、通常の歯科医院では原因が把握できない痛みというのも存在します。一般の患者様にとって、専門医または専門のクリニックというのはあまり馴染みのないものかもしれません。インターネットの普及により探しやすくなったとは言え、誤った情報なども多く、自力で専門医を見つけるのはたいへんかと思います。専門医による治療をご希望の場合には、まずはかかりつけの先生にご相談されるところから始められると良いでしょう。もし根管治療に関して専門的な対応をご希望であれば、どうぞお気軽にご相談いただければと思います。

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