緒方昇

雲はあわただしく
雨を呼んでいるが
山も
石も
川も
黙っていた

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3 Responses to 緒方昇

  1. shinichi says:

    つりの道

    釣魚名著シリーズ

    by 緒方 昇

    (1976)

  2. shinichi says:

    川マス

    by 緒方昇

    夜のしらしら明けに
    取水堰の落ち口の深みで
    大型の川マスを一匹かけ
    つづいてヤマメを二匹釣ったので
    さらに上流へと場所を変えた

    老人向きのやさしい渓流釣りを と
    釣友の新設に誘われて私は来たのだ
    車で送りつけ
    そのまま友は帰った
    なるほど街道沿いの流れはゆるく
    足をとられる心配はない

    陽はのぼり
    魚信が遠のくと
    しきりに白泡の中の朝の魚影が思われる
    〈このめえの日曜日に
     ここのところで孫息子が
     でっけえ川マスを三匹釣って
     いかくよろこんで工場さ帰ったけに
     まだまだいるずらよ
     辛抱さっせえ〉

    八十あまりの老媼が小声で寄ってきた
    しばらく傍にいたっけが
    つり人の私に遠慮して
    洗いものを抱えて去る後ろ姿に
    山林の気はたしかに存していた

  3. shinichi says:

    (sk)

    命の別名
    by 中島みゆき
    http://www.kushima.org/is/?p=49694

    にどこか似ている。

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