キム・ヘジン


これがどん底だと思ってるでしょ。
違うよ。底なんてない。
底まで来たと思った瞬間、
さらに下へと転げ落ちるの――

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1 Response to キム・ヘジン

  1. shinichi says:

    中央駅

    by キム・ヘジン

    translated by 生田 美保

    ホームレスに転落した一人の若い男の物語。 男は全財産入ったカバンをホームレスの女に盗まれ、復讐心に燃えて女を探すが…。

    路上生活者となった若い男、同じく路上で暮らしながら、毎晩、際限なく酒をあおる病気持ちの女。
    ホームレスがたむろする中央駅を舞台に、二人の運命は交錯する。

    **

    中央駅 路上生活者の物語

    主人公ははじめは
    自分はいつでも抜け出せる
    ずっとここにいる人は違う
    って思いでいるけど
    どんどんそこを居場所としてしまう

    「これがどん底だと思ってるでしょ。
    違うよ。底なんてない。
    底まで来たと思った瞬間、
    さらに下へと転げ落ちるの――」

    まさにこの言葉通り
    ひとつのことをきっかけに
    渡してはならないものを
    少しのお金と引き換えに取られ
    どんどん後戻りできなくなる

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