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腺ペスト (bubonic plague) は、3種類あるペストの1種であり、ペスト菌によって発病する。ヒトペストの80-90%を占める。
傷口や粘膜から感染し、ペスト菌に曝露してから1日~7日後に40℃程度の発熱症状や頭痛、悪寒、倦怠感、不快感、食欲不振、嘔吐、筋肉痛、疲労衰弱や精神混濁を呈する。皮膚のペスト菌が進入した箇所から一番近いリンパ節に腫れや痛みが発生する。場合によっては腫れたリンパ節が破裂することがあり、敗血症から肺ペストに移行する。
ペストは14世紀にアジア、ヨーロッパ、アフリカで流行し推定5000万人が死亡した黒死の原因であると信じられている。この流行による死者数は当時のヨーロッパ人口の約25%~60%である。死亡者の多くは労働人口だった故、労働力需要が上がると共に労働賃金も上昇した。一部の歴史学者はこの出来事を欧州経済発展の転機だとしている。”bubonic”はギリシャ語の βουβών、股という意味である。また”buboes”は腫れたリンパ管という意味がある。

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3 Responses to ウィキペディア

  1. shinichi says:

    黒死病が腺ペストによるものではない

    腺ペスト

    ウィキペディア

    https://ja.wikipedia.org/wiki/

    腺ペスト (bubonic plague) は、3種類あるペストの1種であり、ペスト菌によって発病する。ヒトペストの80-90%を占める。

    傷口や粘膜から感染し、ペスト菌に曝露してから1日~7日後に40℃程度の発熱症状や頭痛、悪寒、倦怠感、不快感、食欲不振、嘔吐、筋肉痛、疲労衰弱や精神混濁を呈する。皮膚のペスト菌が進入した箇所から一番近いリンパ節に腫れや痛みが発生する。場合によっては腫れたリンパ節が破裂することがあり、敗血症から肺ペストに移行する。

    三種類のペストは感染経路の違いによるものであり、それらは:腺ペスト、敗血症型ペスト、 肺ペストである。腺ペストは主にペスト菌に感染したノミや小動物によって拡散される。また、感染した動物の死骸の体液からも感染する。腺ペストはノミによる皮膚の咬傷からペスト菌が侵入しリンパ管を通ってリンパ節に感染し、リンパ節の腫れを引き起こす。診断は、血液中の細菌検査、核痰検査、リンパ節の液体検査がある。

    ペストの予防対策は公衆衛生の一環としてペストが一般的に診られる地域では動物の死骸には触れないようにすることである。ワクチンによる予防効果は確認されていない。複数の抗生物質であるストレプトマイシン、ゲンタマイシン、ドキシサイクリンが治療に効果的である。感染し治療をしなかった場合の死亡率は30%~90%である。一般的に死亡する場合は感染してから10日以内に死亡する。治療を行った場合の死亡リスクは10%程度である。世界的に年間約650の事例が報告されている内、約120人が死亡している。21世紀にペストが最も多く診られる地域はアフリカである。

    ペストは14世紀にアジア、ヨーロッパ、アフリカで流行し推定5000万人が死亡した黒死の原因であると信じられている。この流行による死者数は当時のヨーロッパ人口の約25%~60%である。死亡者の多くは労働人口だった故、労働力需要が上がると共に労働賃金も上昇した。一部の歴史学者はこの出来事を欧州経済発展の転機だとしている。”bubonic”はギリシャ語の βουβών、股という意味である。また”buboes”は腫れたリンパ管という意味がある。

  2. shinichi says:

    Susan Scott, Christopher J. Duncan

    http://www.kushima.org/is/?p=61097

    … the plague was spread by direct human contact (not from rat fleas) and was, in fact, a virus perhaps similar to AIDS and Ebola …

  3. shinichi says:

    人獣共通感染症 連続講座 第159回(09/2/2004)

    第159回 中世の黒死病はペストではなくウイルス出血熱

    https://www.jsvetsci.jp/veterinary/zoonoses/159.php

    14世紀にイタリアで発生した黒死病はボッカチオのデカメロン、カミユのペストをはじめとして、多く語りつがれています。これは現在では腺ペストであって、ネズミが媒介するペスト菌により起きたものと考えられています。

    英国リバプール大学動物学名誉教授のクリストファー・ダンカン(Christopher Duncan)と社会歴史学の専門家スーザン・スコット(Susan Scott)は教会の古い記録、遺言、日記などを詳細に調べて「黒死病の再来」(Return of the Black Death , Wiley, 2004)を出版しました。彼らの結論では、黒死病はペスト菌ではなく出血熱ウイルスによるものであり、今でもアフリカの野生動物の間に眠っていて、もしもこれが現代社会に再び出現した場合には破局的な事態になりかねないと警告しています。

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