感性は

感性が鋭くて
些細な感情の動きに気づく
普通なら見過ごしてしまうような
人が気づかないような
微弱な感情を拾う
狭く深いところまで入っていく
ひとりの人の気持ちに敏感な
感性がある

感性が豊かで
多くの刺激に反応する
人が気づかないような
さまざまな感情を拾うような
多種多様な感情を拾う
浅く果てしないところまで広がっていく
たくさんの人の気持ちに敏感な
感性もある

感性が鋭い人はそれを見せない
感性が豊かな人はそれを話さない

ほかの人が気づくことのない微細なことを
面白いと思う人がいる
ほかの人の目が捉えないさまざまなことを
面白いと思える人もいる
感じたあとで
そのことを上手に表現できる人がいる
感じても
それをうまく表現できない人もいる

敏感な人は
気配りをして無駄に疲れてしまったり
そうかと思うと
思いやりが空回りして傷ついてしまったりする
感じやすさは能力ではあるけれど
そんな能力はいらない時もある
感情は過ぎると
刃になる

感性があると理性がないと言われる
知性がないとも悟性がないとも言われる
感情におぼれて論理的に考えることができない
新しい認識を形成できないとも言われる

傷つきやすい人の感性はみずみずしく
石を見て涙ぐむ
木を見ても水を見ても涙ぐむ
でも
みずみずしい感性だけが時代を捉え
美しいものを創り出す
知能だけが時を進めるわけではない
論理がすべてではない

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1 Response to 感性は

  1. shinichi says:

    (sk)

    第59作
    Sensitivity and Sensibility

    桑畑幸博
    http://www.kushima.org/is/?p=52681
    にインスパイアされて。

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