培養肉

動物の幹細胞を培養してできた肉を
クリーンミートなどと呼んで
いいイメージだけを先行させて
それがいいのかは考えさせない

培養でできた肉は 生きてはいない
生きていないから 殺すこともない
殺さないのだから 残酷ではない
はたして本当に そうだろうか

痛みを知らない動物は
危険が近づいても気付かない
苦しみのない動物は
他人に共感することもない

痛みや苦しみのない世界を
無限の残酷さが包む
自然でないものを受け入れてはいけないと
私の直感が言っている

自然でないものを食べ続ければ
どんな動物も病気になる
危険のない世界は
自然ではない

高度な衛生管理が可能だとか
地球環境への負荷が低いとか
そんなことを言いつのっても
不自然な培養肉がいいわけはない

フランスには
Comité consultatif national d’éthique (CCNE)
という国の倫理諮問委員会があって
培養肉を許したりしない

人工の幹細胞に疑問を持たない日本では
金儲けが いちばんだから
培養肉がいけないなんて
誰も口にしない

金持ちたちは 本当の肉を食べ
貧乏な人たちは 培養肉を食べる
金持ちたちは みんな生き延びて
貧乏な人たちは 死に絶える

君が培養肉を食べることのないようにと
祈る

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1 Response to 培養肉

  1. shinichi says:

    (sk)

    第193作
    Clean meat

    “Apologie du carnivore”
    de Dominique Lestel
    から何らかの刺激を受けて

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