専門分化

女性と男性という二つの性がある
そして当然のように 女性と男性を巡る競争がある
女性が女性と 男性が男性と 女性が男性と
競い 時に争い 勝ったり負けたりする

勝った女性も 勝った男性も いつかは負ける
争わない人が勝つこともない
二つの性を巡る勝者は どこにもいない
それなのに 多くの人たちが 勝ったと思っている

仕事が細分化され 高度で複雑になって
専門分化が進んでゆく
誰も彼もが専門家になり
競い合い 争って
そしていつか 誰もが役立たずになる
でも多くの人たちが
自分はいつまでも役に立つと思っている

老人施設には
かつて美しかった女性と
かつて逞しかった男性と
かつて知識豊かだった専門家が
静かに暮らしている
自分が美しかったことを糧にする人
自分が美しかったことを忘れてしまった人
自分が逞しかったことを誇る人
自分が逞しかったことを恥じる人
自分の知識にすがる人
自分の知識に別れを告げた人

愛を忘れた人
愛に裏切られた人
愛と決別した人
愛にしがみつく人
愛を続けようとする人
愛を続けていると思う人
愛の思い出に生きる人
愛ってなに という人
愛に生きる人

いろんな人がいて
みんな似て見えるけど
じつは みんな違う

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1 Response to 専門分化

  1. shinichi says:

    (sk)

    第204作
    Separation, Specialization, Subdivision

    Macklin Fleming
    http://www.kushima.org/is/?p=2068
    から何らかの刺激を受けて

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