後陽成天皇


後陽成天皇宸翰御消息
後陽成天皇が1593年、朝鮮への出兵を強行しようとしていた豊臣秀吉を諫めるために書いた消息。その渡海を「無勿躰」、朝家のためにも天下のためにも「遠慮可然」として、必死に思いとどまるよう諭している。
大高檀紙二紙いっぱいにわたって書かれた格調高い筆致は、当時22歳だったとは思えないくらい、計算し尽くされたような余白に映えている。

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