民間情報教育局(Civil Information and Education Section, CIE)は、GHQ/SCAPの正式な発足に先立つ1945年9月22日に日本と朝鮮(韓国)の広報、教育、宗教その他の社会学的問題に関する施策について最高司令官に助言するために米太平洋陸軍総司令部(GHQ/USAFPAC)の専門部(Special Staff Section)として設置され(USAFPAC 一般命令第183号)、同年10月2日にGHQ/SCAPに移管された(SCAP 一般命令第4号)。
CIEは、教育全般(初・中・高等教育、社会教育)・教育関係者の適格審査・各種メディア(新聞、雑誌、ラジオ)・芸術(映画、演劇)・宗教(神道、仏教、キリスト教、新興宗教)・世論調査・文化財保護等、教育及び文化に関する極めて広範囲にわたる諸改革を指導し、監督した。
その後占領行政の進行に伴う数度の組織改編を経て、占領終了の1952年4月28日に廃止された(一般命令第10号)。
GHQ/SCAP Records, Civil Information and Education Section (CIE)
国会図書館
http://rnavi.ndl.go.jp/kensei/entry/CIE.php
>憲政資料室の所蔵資料>日本占領関係資料>