水の色

私たちは波に囲まれている

寄せては返す海の波
風が作り出す草の波
地面を伝わる地震の波
空気を震わせて伝わる音
そして電磁波

電磁波は研究しつくされ
波長の長いほうから短いほうに
つまり 周波数の低いほうから高いほうに
電波 光 X線 ガンマ線 と分類されている

電波は 長波 中波 短波 マイクロ波 などに分類され
光は 赤外線 可視光線 紫外線 に分類され
可視光線には細かな名前が付き
赤外線に近いほうから
赤 橙 黄 緑 水色 青 紫 などいわれ
みんなで わかったつもりになっている

ものすごい量の波が
目の前を行き交っているらしい
私たちは そのほとんどに
気付くことがない

電波も X線も ガンマ線も
紫外線も 赤外線も
見えないし
感じることがない

一定の周波数の波だけが
可視光線と呼ばれ
眼で検知され
色として認識される

木の葉は赤色を吸収し
緑の光を反射するから
緑に見え
木の葉の色は緑ということになる

水は赤い光をほんの少し吸収するけれど
光を通しやすく反射させることはないので
赤い成分が取り除かれた光が
つまり青い光が 認識される

ただ 吸収される赤い光はわずかなので
少量の水は無色透明に見え
水深が数メートルある所なら
大量の水は青に見える

空の色の反射も無視できない
青い空の下では海も湖も青
夕焼けが反射すれば
水は赤く染まる

目の前の水は透明だし
海や湖の水は青く見える
絵の具の水色は薄い青
心の中の水色はどこまでもきれいだ

君に段だら縞の水の色を
見せてあげたい
時々刻々変わる段だら縞を
一緒に見ていたい

1 thought on “水の色

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