ワシントン・タイムズ(The Washington Times)は、アメリカ合衆国のワシントンD.C.で発行されている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系の日刊紙である。総合的な題材を扱い、特に国政に重点を置いている。
世界基督教統一神霊協会教祖の文鮮明じきじきの命令によって、共和党議員を支援する政治的目的のために創刊された。
創刊以来、保守的な政治姿勢で知られており、共和党の歴代大統領であるロナルド・レーガン、ジョージ・H・W・ブッシュ、ジョージ・W・ブッシュ、ドナルド・トランプの政策を支持してきた。気候変動に関する科学的コンセンサス、オゾン層破壊、受動喫煙の有害性を否定するコラムを数多く掲載している。また、バラク・オバマ大統領に関する陰謀論を含む人種差別的な内容を掲載したり、南北戦争時のアメリカ連合国(南軍)の正当性を主張するネオコンフェデレートによる歴史修正主義を支持したりするなど、たびたび物議を醸してきた。
世界日報
https://www.worldtimes.co.jp/
世界日報は、日本の世界日報社により発行される1975年創刊の新聞。韓国発祥の新興宗教団体世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)及び政治団体国際勝共連合の創設者である文鮮明が創刊に関わっている。統一教会幹部であり世界日報編集長であった副島嘉和が統一教会を裏切ったとみなされ襲撃された後、より統一教会色が強い新聞となった。
韓国の全国紙『韓国紙世界日報(セゲイルボ)』、ワシントン・タイムズ(米国)やネパール・リパブリック・メディアと提携している。
ワシントン・タイムズ
https://www.washingtontimes.com/
ワシントン・タイムズ(The Washington Times)は、アメリカ合衆国のワシントンD.C.で発行されている世界平和統一家庭連合(旧統一教会)系の日刊紙である。総合的な題材を扱い、特に国政に重点を置いている。
世界基督教統一神霊協会教祖の文鮮明じきじきの命令によって、共和党議員を支援する政治的目的のために創刊された。
創刊以来、保守的な政治姿勢で知られており、共和党の歴代大統領であるロナルド・レーガン、ジョージ・H・W・ブッシュ、ジョージ・W・ブッシュ、ドナルド・トランプの政策を支持してきた。気候変動に関する科学的コンセンサス、オゾン層破壊、受動喫煙の有害性を否定するコラムを数多く掲載している。また、バラク・オバマ大統領に関する陰謀論を含む人種差別的な内容を掲載したり、南北戦争時のアメリカ連合国(南軍)の正当性を主張するネオコンフェデレートによる歴史修正主義を支持したりするなど、たびたび物議を醸してきた。
国民に知られたくない統一教会と公安警察の本当の関係 昔は頼もしい存在だった?
デイリー新潮
https://news.yahoo.co.jp/articles/04b25db5e6d7ff37135e3c6460eae6bb2d540f4c
国際勝共連合は、旧統一教会を母体として、教祖・文鮮明が1968年1月に韓国で創設した政治団体である。同年4月には、日本でも創立された。当時、日本船舶振興会(現・日本財団)の笹川良一会長が名誉会長を務め、政財界の黒幕と呼ばれた右翼の児玉誉士夫が支援した。
「勝共連合の目的は、『地球上から共産主義を完全に一掃する』ことでした」
と解説するのは、勝丸氏。
「勝共連合は北朝鮮や中国、旧ソ連の情報収集能力に秀でていたので、韓国の大韓民国中央情報部(KCIA)は共産主義国家の情報を勝共連合から引き出していました」
新左翼と戦う
勝共連合が設立されてから2年後の1970年、日米安全保障条約の自動延長を巡り、第二次安保闘争が起きた。
「学生や労組の左翼運動が最盛期で、日米安保に反対する大勢の学生や労働者が過激なデモを行い、右翼は押されっぱなしでした」
そんな中、安保闘争で機動隊と闘っていた新左翼(世界革命を目指した反体制運動家)に真っ向から立ち向かったのが勝共連合だった。
「機動隊の近くで、新左翼とまともにぶつかり、殴られても逃げなかった。そのため右翼の人間は、統一教会のカルト的な教義を棚に上げ、彼らを頼もしい組織と見なしていました」
勝共連合は、機関紙として月2回刊行の「思想新聞」、月刊誌の「世界思想」を発行している。また統一教会の関連会社の世界日報社は日刊新聞「世界日報」を発行している。
「思想新聞や世界日報は、反共的立場から緻密に取材し、共産党の腐敗や矛盾を鋭く追及していました。共産党の内部事情にも精通していて、時には、共産党内部に協力者がいるのではないかと思われるような記事もありました」
そのため、警視庁公安部や公安調査庁は、思想新聞や世界日報の記者などから情報を収集していたという。
「公安部は統一教会をカルトと認定しているので、監視対象にしています。ですがその一方で、彼らを協力者にしていたのです。公安の捜査員は1970年代から、勝共連合の機関紙や世界日報の記者や編集長と会食していました。『あの記事、なかなか良かったね。記事にしなかったことで面白い話ある?』などと言いながら、話を聞いていました。記者や編集長はさすがに情報源までは明かさなかったものの、情報提供にはかなり協力的だったといいます」
世界日報は設立当初、全国紙を目指していたこともあり、いくつかスクープをものにしている。
例えば、1984年8月4日、朝日新聞は南京大虐殺が事実だったと生首が転がる写真を添えて報道。これに対して1985年12月28日の世界日報は、「朝日、こんどは写真悪用 南京大虐殺をねつ造」と報じたのだ。朝日が掲載した写真は1931年、朝鮮で市販されたもので、中華民国遼寧省で中国軍が馬賊を処刑したものだった。
さらに勝共連合は、日本で国家機密へのスパイ行為等の防止に関する法律「スパイ防止法」制定のための署名運動を行っていたことも、公安関係者に好意的に見られていたという。
「勝共連合は1979年、『スパイ防止法制定促進国民会議』を発足し、有識者懇談会も行っています」
1987年には、スパイ防止法実現のために、北朝鮮のスパイ活動を描いた映画『暗号名 黒猫を追え!』を制作、全国各地で上映した。
「安倍晋三元首相の銃撃事件が起こるまで、公安部や公安調査庁は時々勝共連合の関係者と接触して情報収集を続けていました。合同結婚式や霊感商法を行うなど黙認できないことがあるので、彼らと接触する公安関係者には後ろめたい気持ちもあったと思います。もっとも安倍さんの事件以降は、彼らとの接触は控えているそうです」