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人工知能

人工知能が 人の知能のようになることはない
人工知能のインテリジェントな判断を 人がすることはないし
人のインテリジェントとは程遠い判断は 人工知能にはできない

人工知能は どこまでも合理的で
人の知能は いつも非合理的だ

人工知能の論理は 最初から最後まで論理的で
人の心が 論理的になることはない

人工知能は心を再現できるのか?
人工知能に脳のメカニズムを解明できるのか?
人工知能に人間はどう考えるかがわかるのか?
人工知能に思考や知性や意識が理解できるのか?
人工知能は人間のように考えることができるのか?
人工知能のアーキテクチャは脳に近づけるのか?
人の脳は計算を行っているのだろうか?
インテリジェントな人工知能を作ることができるのか?
インテリジェントな人工知能には意識があるか?

人工知能は合理的に考えるか?
人工知能は論理を考えるのか?
論理的な推論を実行するプログラムが人工知能なのか?
人工知能に論理の組み立てができるのか?
演繹とか帰納とか仮説推論といった論法は通用するのか?
人工知能に人は論理的に考えないということが理解できるのか?
強力な人工知能は脆弱な人工知能を気にするだろうか?
人工知能に真実や虚りを知ることができるのだろうか?
結論が正しくもなく間違ってもいない場合に 人工知能はどうするのか?
人のように考えるには いいことか?
人の知能を持つことが 人工知能にとっていいことなのか?

君はただ笑うだけ
かな?

北の大地

北海道に行けば 自然があるのだと
勝手に思い込んで 飛行機に乗った
川があり 水があり 石があった
木があり 草があり 花が咲いていた
山があり 空があり 海があった
それでも自然は どれも部分でしかなかった
山の上の鉄塔や電線
海を遮るコンクリート
政治的な記念碑
宣伝のための看板
川も 水も 石も 黙りこみ
木も 草も 花も 色を隠し
山も 空も 海も 動きを止めている
ただ虹だけが 私に微笑んで
そしてあっという間に 消えていった

分断

検索エンジンやソーシャルメディアといったインターネットの世界では
興味の一致する人や自分に似た人にしか出会わない
自分の気に入ることだけを切り取ってきた世界には
同じ意見や同じ好みを持った人が集い
その世界にしかない事実が生まれ
その事実を間違っているという人は
その世界には入ってこない
外の意見は見事なまでに無視され
批判的な意識は消え
正しいと信じることが確信になってゆく
親しさに溢れる世界は快適で
公共性は遠いものになり
プライバシーは意味を失う
遠さまでもが取り除かれた近さだけの世界は
ほかの世界と見事なまでに隔絶していて
外に向かって開こうとすることはなく
外のことを気にすることもない
この世界も あの世界も どの世界も
この人も あの人も どの人も
決して交わることはない

Wendong Li, Michael Frese, Peter D Harms, Doris Fay

Previous proactivity research has predominantly assumed that proactive personality generates positive environmental changes in the workplace. Grounded in recent research on personality development from a broad interactionist theoretical approach, the present article investigates whether work characteristics, including job demands, job control, social support from supervisors and coworkers, and organizational constraints, change proactive personality over time and, more important, reciprocal relationships between proactive personality and work characteristics. Latent change score analyses based on longitudinal data collected in 3 waves across 3 years show that job demands and job control have positive lagged effects on increases in proactive personality. In addition, proactive personality exerts beneficial lagged effects on increases in job demands, job control, and supervisory support, and on decreases in organizational constraints. Dynamic reciprocal relationships are observed between proactive personality with job demands and job control. The revealed corresponsive change relationships between proactive personality and work characteristics contribute to the proactive personality literature by illuminating more nuanced interplays between the agentic person and work characteristics, and also have important practical implications for organizations and employees.

Christopher J. Boyce, Alex M. Wood

Unemployment has a strongly negative influence on well-being, but it is unclear whether it also alters basic personality traits. Whether personality changes arise through natural maturation processes or contextual/environmental factors is still a matter of debate. Unemployment, a relatively unexpected and commonly occurring life event, may shed light on the relevance of context for personality change. We examined, using a latent change model, the influence of unemployment on the five-factor model of personality in a sample of 6,769 German adults, who completed personality measures at 2 time points 4 years apart. All participants were employed at the first time point, and a subset became unemployed over the course of the study. By the second time point, participants had either remained in employment, been unemployed from 1 to 4 years, or had experienced some unemployment but become reemployed. Compared with those who had remained in employment, unemployed men and women experienced significant patterns of change in their mean levels of agreeableness, conscientiousness, and openness, whereas reemployed individuals experienced limited change. The results indicate that unemployment has wider psychological implications than previously thought. In addition, the results are consistent with the view that personality changes as a function of contextual and environmental factors.

金大偉

私はこの制作を通じて、自分の内面に向かって、あるいは魂へ向かって旅をするような感覚を体験した。何か重いものを背負っているように感じると同時に、進む方向には仄かな光があるかのように見える。すべての生き物が共生できるように、人々は夢と希望を持って、他者への祈りや祝福をしなければならない。これは純粋な初心に還ることでもある。希望はまだ精神の火のように灯されており、それが消えない限り、人々は共生の循環のなかに居続けることができるであろう。

松岡正剛

まことに解説しにくい「絶対矛盾的自己同一」とは、わかりやすくは個物も一般者も、主観も客観も、精神も物質も、ヨーロッパ的に考えられてきた大半の対立的で対比的な現象や概念や感想は、いったん「一」と「多」を入れ替えつつ、その直後に「無」に肯定されることによって、その矛盾したはたらきを失うことなく自己同一されるという意味である。
ここでは絶対・矛盾・自己・同一という用語にとらわれないほうがいい。西田も「これは一息に読むんです」と解説している。つまり、これは相依相入であって、禅の「喝」であり、「持っているのならあげよう、持っていないのなら奪うぞ」なのである。盤珪(ばんけい)の「このまま」から「そのまま」へなのである。しかし、そこに、よしんば矛盾や葛藤があろうとも、それも「そのまま」、そのかわり私と汝も一切が「このまま」なのである。
このような「絶対矛盾的自己同一」を瞬時においておこしたとき、そこに西田は「平常底」があらわれると見た。そして、そのようになること、そのようにすることを「逆対応」と名付けた。
すでに親鸞は「悪人こそが往生する」と言った。これは親鸞における「逆対応」である。その論理を超える論理には「絶対矛盾的自己同一」がある。日本仏教は早くからそれを「自然法爾(じねんほうに)」とも言ってきた。鈴木大拙はそれを「即非の論理」とも言った。
なににつけ、そこには「一抹の無」というものがまぶされているとよいのである。「一抹の無」の混入を「面目の変換」だとみなせばいいのだ。

西田幾多郎

多と一との絶対矛盾的自己同一として自己自身によって動き行く世界においては、主体と環境とが何処までも相対立し、それは自己矛盾的に自己自身を形成し行くと考えられる世界である、即ち生命の世界であるのである。しかし主体が環境を形成し環境が主体を形成するといっても、それは形相が質料を形成するという如きことではない。個物は何処までも自己自身を限定するものでなければならない、働くものでなければならない。働くということは、何処までも他を否定し他を自己となそうとすることである、自己が世界となろうとすることである。然るにそれは逆に自己が自己自身を否定することである、自己が世界の一要素となることである。この世界を多の一として機械的と考えても、または一の多として合目的的と考えても、いやしくもそれが実在界と考えられるかぎり、かかる意味において矛盾的自己同一的でなければならない。

シャクシャイン

 
シャクシャインは蝦夷地全域のアイヌへ、不平等な交易を強いた松前藩への戦いを呼びかけ、1669年6月蜂起を起こした。シャクシャインに率いられたアイヌ軍は松前を目指し進軍、7月末には現在の山越郡長万部町のクンヌイまで攻め進んだ。クンヌイでの戦闘は8月上旬頃まで続いたが、シャクシャイン勢が和人側の妨害により渡島半島のアイヌと連携できなかったのに対し、松前藩は幕府や東北諸藩の支援を受け、アイヌ軍はクンヌイからの敗退を余儀なくされた。シャクシャインは10月23日に現在の新冠町にあたるピポクの松前藩陣営の「和睦の席」で謀殺され無念の最期を遂げた。

Forbes

  • 同じ意見の人が集まると、違う意見の人が見えなくなる
  • 人の話を聞いていると思っている人は、人の話を聞いていない
  • 能力について、多くの人が自分を過大評価している
  • すべてを知る人は、ひとりもいない

時が過ぎてゆくのが好きだ
時を消費し
時を失う
時を無駄にし
時を忘れる

時に縛られないでいると
時が永遠に思える

時の行きたいように
行かせてあげる

佇んで
あたりを見回す
まだ 大丈夫だ

環境省

地球上には、様々な生態系が存在し、これらの生態系に支えられた多様な生物が存在しています。全世界の既知の総種数は約175万種で、このうち、哺乳類は約6,000種、鳥類は約9,000種、昆虫は約95万種、維管束植物は約27万種となっています。まだ知られていない生物も含めた地球上の総種数は大体500万~3,000万種の間という説が多いようです。

都市のアメニティ

都市で暮らす上で あると嬉しいのが
都市のアメニティだ
スーパー コンビニ ドラッグストア 医療施設 クリーニング店 交番 郵便局 ATM
 といった 生活利便施設
飲食店 カフェ 喫茶店 弁当屋 惣菜屋 パン屋 大型商業施設 娯楽施設 スポーツ施設
 といった 商業・レジャー施設
幼稚園 保育園 学校 音楽教室 語学教室 書道教室 書店 図書館 コンサートホール
 といった 教育・文化施設
そんなアメニティが
歩いて行けるところに どれだけ集積しているか
その量と質が
便利さの指標になる

**

この村は不便で
歩いて行けるところには なにもない
山は見えるけれど
だからって歩いて行けるわけではない

草の斜面を下って行けば
食堂はあるけれど
それをアメニティといえるかどうか
定かではない

村で暮らしていると
どれだけ運転すれば
アメニティにたどり着くのかが
便利さの指標になる

あれっ ところで ATMって
どこにあるんだっけ

ダークマター

ダークマターやダークエネルギーを観測した人はいない
あるかどうかもわからない
それなのに ダークマターもダークエネルギーも
いつの間にか あることになっている

天文学とか物理学とかで収入を得ている人たちが
考え出した仮説に基づいたものだから
荒唐無稽なのは仕方ない
 ダークマターは
 質量は持つけれど
 光学的に直接観測できない
 物質とはほとんど相互作用しない
仮説だから なんでもいえる

正体は分かっていないけれど
性質が推測されていて
 ダークマターは
 電荷を持たず
 重さを持ち
 安定している

仮説に基づいて
未発見の素粒子を探す人がいて
ニュートラリーノとか
アクシオンとか
未発見なのに
存在が期待されているという

科学は宗教とは違う
そう言いながら
いつの間にか
未発見のものの存在を信じるとか
あるかどうか わからないものを あると決めつけたりとか
仮説を否定すれば 仕事がなくなるとか
科学は宗教になってしまっている

宗教になった科学が
人を惑わすことはあっても
人のためになることはない
どんなに立派な研究施設を作っても
どんなにカネをつぎ込んでも
それが私たちのためになることはない

人というのは厄介なもので
ありもしないものを信じる
民主主義を信じ
共産主義を信じる

みんながなにかを信じている社会で
みんなと同じものを信じないと
ひどい目にあう
ダークマターもダークエネルギーも
あると信じたほうが いいのかもしれない
それが人の道なら 仕方ない
あっても なくても あると言う
それが科学というものならば
なくてもあると言う

Wikipedia

Dark matter is a hypothetical form of matter thought to account for approximately 85% of the matter in the universe. Its presence is implied in a variety of astrophysical observations, including gravitational effects that cannot be explained by accepted theories of gravity unless more matter is present than can be seen. For this reason, most experts think that dark matter is abundant in the universe and that it has had a strong influence on its structure and evolution. Dark matter is called dark because it does not appear to interact with the electromagnetic field, which means it does not absorb, reflect or emit electromagnetic radiation, and is therefore difficult to detect.

はじめのない 終わりもない

人は永遠を夢見る
永遠の愛
永遠の宇宙
はじめのない
終わりもない
永遠の愛
永遠の宇宙

でもすべてのものに
終わりがあるから
愛はいつか終わり
宇宙もいつか終わる
人が永遠を夢見ても
すべてはいつか終わる

はじめがあるものには
必ず終わりがあるのに
終わりがないと信じて
裏切られる
永遠を信じて
裏切られる

でも終わりがあるから
すべては いとおしい
終わりがあるから
美しい
永遠を信じて
君を見る

はじめのない
終わりもない
永遠の愛
永遠の宇宙

マーティ・フリードマン

最初は言葉の問題がありました。会話に関西弁が入るともうお手上げでした。でもツアー中は「わかるふりをしよう!」と決意して、演技に徹しました。今は関西弁も大抵はわかるようになりましたが、「言葉を理解しているふり」は上手になりましたね。それは大事なことだと思います。今でも、政治や経済、医学とかの専門用語が話題に出るとアウト。「なるほど」という顔で聞いています。

COP26


1. Secure global net zero by mid-century and keep 1.5 degrees within reach
Countries are being asked to come forward with ambitious 2030 emissions reductions targets that align with reaching net zero by the middle of the century.
2. Adapt to protect communities and natural habitats
The climate is already changing and it will continue to change even as we reduce emissions, with devastating effects.
3. Mobilise finance
To deliver on our first two goals, developed countries must make good on their promise to mobilise at least $100bn in climate finance per year by 2020.
International financial institutions must play their part and we need work towards unleashing the trillions in private and public sector finance required to secure global net zero.
4. Work together to deliver
We can only rise to the challenges of the climate crisis by working together.

戸谷友則

宇宙は138億年前に始まり、宇宙には光より速く伝わるものは存在しない。従って、我々が原理的に観測できる領域の大きさには限りがある。それは現在、我々を中心として約464億光年の半径を持つ球ということになる。この464億光年という限界距離を「観測可能な宇宙の果て」と呼ぶ。
あれ? 138億年前に始まったのだから、光の速度で到達するのに138億年かかる距離、つまり138億光年ではないのか? と思われたかもしれない。
だが、光が昔に通過した領域はその後の宇宙の膨張により引き伸ばされているので、光が通ってきた経路の長さを今の宇宙で測れば、約464億光年になるということなのだ。
「観測可能な宇宙の果て」とはつまり、光が届く範囲ということであるから、実際に宇宙そのものがそこで終わるわけではない。宇宙――すなわち時空とそれを満たす物質、はそこからさらに広がっているはずである。その空間的な広がりがどこまで続くのか、それこそがいわば真の宇宙の果て とも言える。これを「空間的な宇宙の果て」と呼ぶ。
「観測可能な宇宙の果て」は、「空間的な宇宙の果て」に比べれば極々わずかな世界に過ぎない。宇宙は「観測可能な宇宙の果て」よりもずっと大きな領域まで広がっているのだ。

Wikipedia


Timeline of the metric expansion of space, where space, including hypothetical non-observable portions of the universe, is represented at each time by the circular sections. On the left, the dramatic expansion occurs in the inflationary epoch; and at the center, the expansion accelerates (artist’s concept; not to scale).

ビルタ・グジョーンスドッティル, 渡辺真也

地球はアイスランドで生まれ、日本において消滅している。そして、両ネーションは地球の変容、構築、脱構築に伴うパワーとエネルギーを共有していると言える。火山地形と島国文化には、地政学の伝統上の類似点が見られ、両国ともアニミズムの影響を強く受けているのである。

 

 

 

 

 

中村量空

ピュタゴラス以来、科学は単純性を志向し、単純化、モデル化によって基礎科学を形成する重要な諸法則が発見された。しかし生命体や生態系、環境や社会などの複雑系は単純系の集合ではなく、不確定なゆらぎを経て自己組織化し、変異しつつ発展するシステムである。物質科学で見出された単純な原理に基づいてこれを解明することができるか。

**

複雑系科学が対象とするのは、進化する生物のように、不確定なゆらぎを経て自己組織化し、変異しながら発展してゆくシステム(系)である。このシステムの複雑さは、物質系や機械論的なシステムとは異なり、部分的な相互作用とシステム全体の変異が相互に影響を及ぼしあうという連結構造に起因している。

立花隆

 人工システムは、自然のシステムと比べると、驚くほど単純である。単純であることをもってよしとする風潮が人間の間に見られるのは、人間の思考能力の限界の低さを示すものであって、別にそれが本質的によいからなのではない。もっとも、そう誤解している人が多いというのも不幸な事実である。
 ニューヨーク大停電はなぜ起こったか。配電のチャネルが単純すぎたからである。
 少ないチャネルで、単純なシステムを作ることにも、それなりの利益がある。効率をあげやすいことである。
 たとえば、人間の食物獲得のためのシステムを考えてみる。狩猟採集時代には、自然が配置した生物群集の中から、食べられるものを選びとるという手間をかけなければならなかった。それには驚くほどの労力が必要で、他のすべての動物たちのように生活時間のほとんどすべてを、食物獲得のために費やさねばならなかった。食物獲得のむずかしさが人間の繁殖を押え、狩猟採集時代の地球上の総人口は、500万人程度でしかなかったと推定されている。
 農耕と牧畜の発明は、特殊な場所を設定して人間に可食の生物群集をそこに集めて管理するという発想からきている。人間の可食性によって、作物と雑草、野獣と家畜とを区別し、その片方のみで構成される人為的な生物群集を作ったのが田畑であり、牧場である。
 農耕牧畜の開始によって、食物獲得に関しては驚くほど効率がよくなった。この二つの技術を人類がわが物とすることによって、総人口は500万から8600万にふくれあがったのである。そして、食物獲得のために費やしていた時間が少なくなったおかげで余暇が生まれ、余暇から文化と文明が生まれ、文化と文明はさらに効率よいシステムづくりをめざし……という“悪循環”が、効率至上主義の現代文明を生み出したといえる。

Nima Arkani-Hamed

The traditional formulation of quantum field theory—encoded in its very name—is built on the two pillars of locality and unitarity. The standard apparatus of Lagrangians and path integrals allows us to make these two fundamental principles manifest. This approach, however, requires the introduction of a large amount of unphysical redundancy in our description of physical processes. Even for the simplest case of scalar field theories, there is the freedom to perform field redefinitions. Starting with massless particles of spin 1 or higher, we are forced to introduce even larger, gauge redundancies.

Katie Mack, Dennis Pamlin and Stuart Armstrong

Five of the cosmos’s possible finales(宇宙の終わり、5つのシナリオ)
 Katie Mack

  • Big Crunch(ビッグクランチ): 急激な収縮を起こし潰れて終わる
  • Heat Death(熱的死): 膨張の末に、あらゆる活動が停止する
  • Big Rip(ビッグリップ): ファントムエネルギーによって急膨張しズタズタに引き裂かれる
  • Vacuum Decay(真空崩壊): 「真空の泡」に包まれて完全消滅する突然死
  • Bounce(バウンス): 「特異点」で跳ね返り、収縮と膨張を何度も繰り返す

12 Risks that threaten human civilisation(人類滅亡、12のシナリオ)
 Dennis Pamlin and Stuart Armstrong

  • Extreme Climate Change(極端な気候変化): 地球温暖化などが引き起こす飢餓・社会崩壊
  • Nuclear War(核戦争): 突発的に起こる核戦争
  • Ecological Catastrophe(生態系の崩壊): 環境汚染などによる生物種の絶滅
  • Global Pandemic(世界規模のパンデミック): 感染症の大流行
  • Global System Collapse(国際的なシステムの崩壊): 経済危機や貧富の差の拡大による混乱
  • Major Asteroid Impact(巨大隕石の衝突): 地球全体の寒冷化や生態系の破壊
  • Super-volcano(大規模な火山噴火): 塵による日光遮断と寒冷化
  • Synthetic Biology(合成生物学): 人工的な病原体の生成
  • Nanotechnology(ナノテクノロジー): 小型核兵器の開発への転用
  • Artificial Intelligence(人工知能): 制御不可能になった人工知能
  • Unknown Consequences(未知の可能性): 人類を不妊にする超汚染物質の出現、ブラックホールによる地球の消滅、人類を超える知的生物の出現、エイリアンの来訪、etc.
  • Future Bad Global Governance(問題の世界的影響): 問題の世界的拡散と悪化

International Centre for Earth Simulation (ICES)

Transform curious young minds into engaged environmenal citizens
The waves of change begin with a ripple. iCREST is an international effort to start those ripples, through hands-on, active learning programs that bring young people together to address complex problems in their communities. Working collaboratively with others, youth learn the value of their own expertise and come to understand the contributions they can make to a greater community effort to build socially and environmentally resilient communities that safeguard Earth’s increasing challenged life support system.

iCREST teaches young people four major skill sets:

  1. Literacy in sustainability and community resilience
  2. Modeling, simulation, data analysis, and data visualization
  3. Storytelling to effectively present problems and solutions
  4. Community advocacy to drive meaningful change

ナショナル ジオグラフィック

誕生から137億年の宇宙はあと50億年ほどで終わりを迎えるという。
誕生から45億7000万年ほど経過した太陽も、約50億年後に寿命を迎えると考えられている。その頃には太陽は中心核の燃料を失い、外層のガスを放出し始める。膨張した太陽は赤色巨星と化し、最終的に惑星状星雲となって一生を終えるのだ。
このときに地球がどうなるのか不明だが、太陽の死後も地球上に生命が存在できると考える科学者はほとんどいない。

Katie Mack

Many other physicists get a little blasé about the vastness of the cosmos and forces too powerful to comprehend. You can reduce it all to mathematics, tweak some equations, and get on with your day. But the shock and vertigo of the recognition of the fragility of everything, and my own powerlessness in it, has left its mark on me. There’s something about taking the opportunity to wade into that cosmic perspective that is both terrifying and hopeful, like holding a newborn infant and feeling the delicate balance of the tenuousness of life and the potential for not-yet-imagined greatness. It is said that astronauts returning from space carry with them a changed perspective on the world, the “overview effect,” in which, having seen the Earth from above, they can fully perceive how fragile our little oasis is and how unified we ought to be as a species, as perhaps the only thinking beings in the cosmos.

福嶋健二

場の量子論における「真空」とは決して空っぽの状態ではない。クォークやグルーオンから見た空っぽの真空を摂動的真空ハドロンから見た空っぽの真空を QCD 真空と、慣例的に呼び分けている。ハドロンはすでにクォークとグルーオンの非摂動的な状態だから、QCD 真空はハドロンをハドロンのまま安定化するような機構を内在していなければならない。このような機構の帰結として、物質の質量の 98 % が自然と導かれるのである。ハドロンの安定性はカラー閉じ込め、質量の起源はカイラル対称性の自発的破れとそれぞれ密接に関係している。こうした非摂動的な QCD 真空構造の面白いところは、もしも QCD が正しく解けさえすれば勝手に出てくるはずのもの、だというところである。格子 QCD シミュレーションによる数値的な証拠により、QCD 物理の専門家の多くは、カラー閉じ込めとカイラル対称性の自発的破れについて、すでに本質的な部分は理解したと思っている。しかしそもそも「理解する」とは一体どういうことなのか? 数値的に計算できるようになればよいのか、それとも重要な自由度を抽出して簡単な描像を打ち出すべきなのか、それとも厳密な不等式で制限をかけていくことなのか。人によって「理解」の解釈が違っているからこそ、QCD 物理のアプローチは多岐にわたり、QCD 物理の専門家の間でさえ、ときに苛烈な舌戦を余儀なくされる。このような謂わば形而上学的な議論にも果敢に立ち向かうのが、QCD 物理の魅力だと言えはしないだろうか。

文远知行(WeRide)


In-house built HD maps covering thousands of kilometers in multiple cities, with centimeter-level accuracy, detailed 3D geometric structures, as well as rich semantic information including lane, traffic control information, etc.
Precise, real-time localization powered by multiple sensors including LiDAR, camera, GNSS and INS, enabling our AD vehicles to drive through tunnels of more than 1 kilometer long under challenging weather such as heavy rainfall.

CERN

… the LHCb experiment at CERN announced new results which, if confirmed, would suggest hints of a violation of the Standard Model of particle physics. The results focus on the potential violation of lepton flavour universality …

日本物理学会

我々の世界は素粒子からできている.
素粒子には「反粒子」という,質量はまったく同じで性質がまったく逆,という相棒が存在する.たとえば最も身近な素粒子である電子には,「陽電子」という反粒子が存在する.粒子と反粒子は電荷などの性質がまったく反対なので,出会うと+と-が打ち消し合って消滅し,エネルギーの塊になってしまう.逆にエネルギーを狭い空間に集中させると,粒子と反粒子の対をつくり出すことができる.
宇宙のはじまりであるビッグバンにおいても,巨大なエネルギーの塊から粒子と反粒子が生み出された.粒子と反粒子は必ず対になってつくられるので,宇宙に粒子が創成されたとき,粒子と反粒子,すなわち物質と反物質は厳密に同じ分量だけつくられた.だが現在の宇宙には,見わたすかぎり物質しかない.反物質はいったいどこに消えたのだろう?

石井理修

陽子や中性子は、それぞれクォークという素粒子が3つずつ集まってできている。クォーク同士をつなぎとめている力がグルーオン。まるでグルー(糊)のようだということから名付けられた。
陽子や中性子がクォーク3つからできているのは、クォークが3つ集まると安定になるから。このことを、光の3原色(赤、青、緑)がそろうと無色(白色)になることになぞらえて、クォークが従う基本法則を「量子色力学(QCD:Quantum Chromodynamics)」と呼ぶ。QCDは強い相互作用に関連するすべての物理現象を記述する究極の理論として知られている。このQCDを用いると、クォークの性質から出発して、核子やπ中間子の性質を理論的に求めることができる。さらに進めれば、核子間に作用する核力も導き出せるのだ。
QCDは低エネルギー領域で相互作用がどんどん強くなる。このため、核力を始めとする低エネルギーの物理量を、連続空間上で直接計算する有効な方法は今でも知られていない。


陽子や中性子などの核子(左)と核力を求めるための格子QCDの概念図
核子は赤、青、緑の色荷をもつクォーク1個ずつからできている。核子間の核力を求めるには、核子が互いに力を及ぼしあうことのない十分な距離が取れるサイズの箱(空間)を用意し、それを格子に分割して計算する。核子の直径は、約1 fm(10-15m)。2つの核子間の核力を求めるには、一辺が10 fmの箱を用意して、それを0.1 fmの格子に分けて計算したいところ。しかし、これまではスパコンの性能の限界もあり、一辺3 fm程度の箱が最大であった。

二人きり 一人きり

alone together
二人きり
空は雲と
海は波と
いつも二人で
ただ二人で
alone
でも
alone together

alone
一人きり
雨のように
風のように
いつも一人で
たった一人で
alone
どこまでも
alone

やっぱり alone together のほうが いい

Paul Nurse

What is life?

  • Living things are independent bounded physical entities
  • The basic unit of life on Earth is the cell
    • Cells are separated from their environment
    • Cells are in communication with their environment
    • This arrows cells to generate order and organization
  • Multicellular organisms are aggregates of cells
  • Living things possesses the ability to evolve by natural selection
  • To evolve, living things must:
    • Grow and reproduce
    • Have a hereditary system which exhibits cariability
  • Living things are chemical, physical and informational machines
  • They construct their own metabolism
  • This metabolism is used to:
    • Maintain themselves
    • Grow
    • Reproduce
  • Live on earth is based on carbon polymer chemistry
  • The polymers produce nucleic acid information storage devices, and protein chemical and physical machines
  • Life is based on information management with information storage in a linear form encoded in the polymers
  • Liging things on Earth are related by common descent and are closely interconnected and dependent upon other living things

田中幹人

 人間の欲望はとどまるところを知らない。長く、健康で生き続けたいという欲求は人間の本源的なものである。再生医療によって多くの病気が治せるようになったとする。遺伝子技術などを加えてその技術を応用することによって、病気になる前に病気を防ぐことができるならば、それも医療ではないかという意見もある。結果として、社会がエンハンスメント容認に向かっていく流れは止まらないだろう。

バランスの上に成り立つ社会

武士が力を握っていても
土地を耕すのは百姓で
商いをするのは町人で
武士は威張っているのだけれど
百姓のおかげで米を食べ
町人から金を借りて暮らす
武士がどんなに偉くても
武士の上には武士がいて
一番上の将軍の上には
見たことのない天皇がいる
天皇には何の権限もなく
それでも将軍を任命したりする
天皇の財力は微々たるもので
町人の財力とは比ぶべくもない
どんなに力を手にしても
すべてを握ることはない
いろいろな力のバランスの上で
うまいこと成り立っている私たちの社会には
絶対的な神はいない

絶対的な神のいる社会には
絶対的な権力者がいて
絶対的な宗教と
絶対的な哲学と
絶対的な法律が
がんじがらめに人を縛る
人権という価値は絶対で
人道という考えも絶対で
でもそんな絶対のもろもろは
私たちの社会には似合わない

借り物の価値や考えや
敗戦の産物の憲法や
古びて錆びた法律で
住みづらくなった社会が
住みやすい社会になる日が
来るのだろうか

鏡のなかの鏡

鏡のなかの鏡は
現実なのか そうでないのか
いろいろなものを 繰り返し映し出し
永遠に 閉じ込める

それにしても
静かだ

歴史の改ざん

些細なことを大きくして
繰り返し話す人がいる
起きたことのうちの
大事なことを小さくし
どうでもいいことを大きくし
事実を捻じ曲げる

大事なことは人それぞれ違う
ものの見方も人それぞれ違う
だからといって
起きたことを 起きていないように話したり
起きていないことを 起きたように話したり
一回起きたことを 千回起きたかのように話したり
千回起きたことを 一回だけのように話したりするのは
歴史を捻じ曲げることでしかない

歴史を物語にするのは構わないが
歴史を捻じ曲げるのはいけない

Baron Von Ripper-off, a.k.a. IOC President Thomas Bach

In 2013, when the IOC awarded Tokyo the rights to host the games, Japan estimated the endeavor would cost upward of ¥734 billion.
According to the fifth and latest version of the budget, the Tokyo Games will cost ¥1.64 trillion.
Budget overruns have made the Tokyo Games the most expensive on record.
A 2019 report by the National Audit Board said the games will cost more than ¥3 trillion, pointing to more than ¥1 trillion in related funding that wasn’t listed by the central or Tokyo governments.

説明される世界

空間や時間といった外から見た世界を
物理学や数学で説明すれば
多くの自然現象が記述され
誰もが わかったような気になっている

でもそんな記述からは
なにか重要な側面が抜け落ちていて
私たちの目や心で見た世界は
なにも説明されはしない

世界は物理や数学で説明できるほど
単純にできてはいない
たくさんの事がお互いに影響し合い
そのうちの ひとつが 違うだけで
世界は違ったものになる

物理学で説明できない君の心と
数学で記述できない僕の心が
なにかを伝え合う
そこに数式はいらない

Adrain Chesser

 

During his travels, Adrain Chesser met another group of hunter-gatherers by the name of Moira and Ray.

 

 

 


 

Moira and Ray own pack goats, which provide milk, meat, and company.

 

 

 

 

 

 


ひとりで生きる

人は生きるために集団になる
いや 人は集団になるようにできている

人はひとりでは生きられない
そもそも人は 両親なしに生まれたりはしない

育ってゆくにも 大人になるにも
母親や 保護してくれる人の助けが 必要だ

人は快さを求め 不快を避ける
他人のことより 自分のことを考える

快さを求め 不快を避けるなかで
人は競争をしたり 闘ったりする

闘いに合理的な解決方法はない
権力だけが問題を解決できる

合理的な考えは 解決には遠い
人と人の関りは 理屈ではない

自分のことだけを考えていれば
休むことも楽しむこともできない

雨が降らなければ 水の取り合いになる
人が増えすぎれば みんなが喉の渇きを覚える

他人のために何かをすれば 喜びを感じ
他人のことを顧みないと 苦痛を感じる

でも だからといって
米屋や パン屋や 魚屋や 肉屋が
客のために商品を売るわけもなく
そこにあるのは ただ
儲けたいという欲求だ

損得計算の上に作られた冷たい社会に
心優しい人たちの気持ちは通じない

人は社会的だ
孤独を嫌うし 他人と交わろうとする
未開の地の家族は 他の家族と助け合う
共同して獲物を捕ったり
敵から自分たちを守ろうとする

集団のなかにいて病気になれば
集団のなかの決まりに従うしかない
病気になれば 集団のなかの呪い師に身を委ね
妊婦が産気づけば 産婆に赤ん坊の生命を委ねる

集団と社会とは違うという

でも 社会が突然なくなって
ひとりで生きてゆける人が いったい何人いるだろう
集団を作り助け合うことでしか 生きてゆけないのではないか
集団を作ってとしても 食べ物を得ることすらできないのではないか

私たちはひとりでは生きてゆけない
そしていつの間にか
集団でも生きてゆけなくなってしまった
社会がなければ 水すらも得ることができない
私たちはとても 弱い

Jack Goldstone, Peter Turchin


The Political Stress Index (PSI) combines the three crisis indicators in the Goldstone-Turchin theory: declining living standards, increasing intra-elite competition/conflict and a weakening state. Growing PSI indicates increased likelihood of political violence. The Well-Being Index indicates greater equality, greater elite consensus and a more legitimate state.

力学

太陽の直径は1,392,700 kmで 人間の大きさの約十億倍
水分子の直径は3nmで 人間の大きさの約十億分の1
恒星にとっての人間の大きさは 人間にとっての分子の大きさ

地球上の人間にとっての環境での力学が
宇宙のなかの太陽にとっての環境での力学や
物体のなかの分子にとっての環境での力学と同じわけがない

私たちの周りのもののための力学
微小なもののための量子力学
巨大なもののための力学は いったいどんな力学なのだろう

そして
君のための力学は いったいどんな力学なのだろう

みんなの公園

公園のルールが多すぎる
 騒音禁止
 大声禁止
 歌うの禁止
 楽器の演奏禁止
 ランニング禁止
 トレーニング禁止
 体操禁止
 ダンス禁止
 走るの禁止
 ベンチの長時間利用禁止
 騒ぐの禁止
 猫に餌をあげるの禁止
 鳥に餌をあげるの禁止
 魚に餌をあげるの禁止
 犬を連れての立ち入り禁止
 縄跳び禁止
 野球禁止
 バットの素振り禁止
 ゴルフ禁止
 ゴルフクラブの素振り禁止
 サッカー禁止
 ボールリフティング禁止
 スパイク使用禁止
 革靴での立ち入り禁止
 裸足で歩くの禁止
 サングラスの着用禁止
 損傷禁止
 汚損禁止
 伐採禁止
 採取禁止
 捕獲禁止
 殺傷禁止
 土地の形質変更禁止
 たき火禁止
 バーベキュー禁止
​ キャンプファイヤー禁止
 花火禁止
 貼り紙禁止
 貼り札禁止
 広告表示禁止
 一輪車の乗り入れ禁止
 三輪車の乗り入れ禁止
 自転車の乗り入れ禁止
 スクーターの乗り入れ禁止
 オートバイの乗り入れ禁止
 自動車の乗り入れ禁止
 荷車の乗り入れ禁止
 ローラースケート禁止
 キックボード禁止
 スケートボード禁止
 ランニングバイク禁止
 ラジコン禁止
 ドローン禁止
 エアガン禁止
 飲食禁止
 炊き出し禁止
 喫煙禁止
 飲酒禁止
 ゴミ捨て禁止
 危険物持ち込み禁止
 遊戯禁止
 販売行為禁止
 行商禁止
 淫らな行為禁止
 集会禁止
 立入禁止
公園では何もできない
そもそも入ることができない

みんなの公園ということは
誰の公園でもないということでもある

誰かが苦情を言えば禁止事項が増え
何か問題が起きれば禁止事項がまた増える

子どもたちが思いきり体を動かせる にぎわいの公園を作れば
そこに若者は入れない
静かに過ごしたい老人のための やすらぎの公園を作れば
そこにも若者は入れない
キッチンカーや路上の雑貨店が並ぶ フリーマーケットにすれば
お金を使わない人は入りにくい

散歩とか ただボーっとしたいとか
コーヒーを飲みたいとか
まあ いろいろあるだろうけれど
禁止事項のない みんなの公園なんて できそうにない

地球環境

人間が地球環境を壊している
正確に言うと
人間が 人間にとって良い環境を 壊している

人間が地球環境を破壊して
人間が地球に住めなくなっても
地球は何事もなかったかのように回り続ける

ホモ・サピエンスの遺伝子には多様性がない
その理由は 過去に 数が数千にまで減ったからだという
今の人間にも同じ運命が訪れないとは限らない

地球環境が壊されて 住めるところが少なくなって
もう一度 数が数千にまで減って
そこから また 人間の歴史がリスタートする

そう思えば
人間が地球環境を壊しても
住めるところが少なくなっても
いいように思えてくる

終わるように思えても 終わらない
人間にはそういう力がある
。。。かもしれない

パノプティコン

刑務所で囚人を監視する
犯罪者を監視下におけば
労働の習慣が身について
更生が可能になるという

病院では患者を監視する
病人を監視下に置けば
もしもの時に対応できて
病状の悪化が防げるという

工場では工員を監視する
労働者を監視下に置けば
モラルも生産性も向上し
収益が上がるのだという

学校では児童生徒を監視する
子どもたちを監視下に置けば
態度が良くなり 理解度が増し
成績が良くなるのだという

社会ではみんなを監視する
人を監視下に置いておけば
モラルが上がり 犯罪が減り
安全で住みやすくなるという

ネットワークカメラとAIが
人の表情や態度を認識し
考えていることを分析し
危険な人を察知する

国は家族だという国に
国は家族ではないと言ったなら
どんな扱いを受けるのだろう
なにを受け入れればいいのだろう

監視されたくないと思うのは
いけないことなのだろうか
私は危険なのか
私は罰せられるのだろうか

聴色

ゆるしいろ という色がある
許色と書く人もいるけれど
なぜか 皆 聴色と書く
紅花で染められた淡い紅色
紅花大一斤で絹一疋が染められ
一般的には一斤染と呼ばれる

昔 紅花はとても貴重で
紅染の値段も 色が濃くなるほど上がり
そのため 濃染の紅色は 禁色と呼ばれ
身分の高い人にしか纏うことがゆるされなかった
薄染の紅色は 聴色と呼ばれ
誰でも纏うことがゆるされた

ゆるすをなぜ 聴すと書くのか
聴くときは 相手の話を真摯に聴く
相手の存在を受け入れる
だから ゆるす
わかったような わからないような

ゆるしいろは 君の色
あれもこれも ゆるしてほしい

そして
いつか
なんでも ゆるせるように なりたい

いろいろな仕事

役に立つ仕事をする 役に立つ人たちがいる
役に立っているのに 収入は少ない
病人を看護したり 老人を介護する仕事
子どもの面倒を見たり 教えたりする仕事
物の移動や修理 発送や配送といった仕事
清掃や整備 メインテナンスにかかわる仕事
大変な仕事をこなすために 真面目な人が利用される

役に立たない仕事をする 役に立たない人たちがいる
何の役にも立たないのに 収入は多い
中抜きをするだけの中間業者
でたらめな仕事を作り出す中間管理職
必要のない書類を作成するオフィスワーカー
読む人のいないプレゼン資料を用意するPRプランナー
でたらめな仕事のためには でたらめな人たちが必要だ

そして 恐ろしい仕事をする 恐ろしい人たちがいる
悪いことをしても それを隠そうとはしない
他人からむしり取ることしか考えていないヘッジファンド・マネジャー
裏を知り トラブルを収入に変える顧問弁護士
1000の話をしても本当の話は3つだけという悪徳不動産業者
持って来る仕事は架空のものばかりというコンサルタント
騙しや ゆすりが あたりまえの 暴力団員
違法 不法 脱法 非合法など ルール違反はおてのものだ

なぜ役に立つ仕事をしている人の収入が
役に立たない仕事をしている人の収入よりすくないのだろ
なぜ恐ろしい仕事をしている人たちの収入は増え続けるのだろう

収入は市場原理で決まるというけれど
そんな教科書に載るようなことは
どの社会にも起きはしない

満足は収入に反比例するというけれど
収入が低ければ満足は得られない
なにかが変だ

災害

南のほうからやってきたフィリピン海プレートが
ユーラシアプレートと北米プレートのあいだに入り込み
東のほうからやってきた太平洋プレートが
北米プレートやフィリピン海プレートの下に沈み込む

大きな大きなプレートが 入り込んだり入り込まれたり
沈み込んだり沈み込まれたりすれば
ひずみが溜まって地震が起きるのもあたりまえ
なんの不思議もない

もっと長い目で見れば 陸と海の様相は大きく変わり
大陸と大陸がぶつかって ひとつになってしまったり
大陸がぷっつりと割れて ぶたつになってしまったり
陸のところが海になり 海のところが陸になるなんて
きっと あたりまえのことなんだろう

ふたつの大陸がぶつかる衝撃は
ひずみが溜まってはねるのとは大違い
大地震と巨大地震の違いは
私たちの想像をはるかに超えている

地球の自転速度は だんだんと遅くなる
長くなった昼は熱帯砂漠のような灼熱の暑さ
長くなった夜は極地のような耐えられない寒さ
海の満ち引きは大きくなって海岸にはいられない
宇宙からの放射線が容赦なく降り注ぎ
生態が変わり 作物は枯れ 鳥も動物も死ぬ

長い目で見れば そして大きな目で見れば
私たちが知っている天災など小さなもの
私たちが知っている人災も
きっと小さなもの

まだ見たことのないような大きな災害を
この目で見たいとは思わないけれど
そう遠くない未来に
どんな災害が起きても
誰も驚いたりはしない

松江

松江で
沈む夕日を
早朝のシジミ舟を
そして
ラフカディオ・ハーンの怪談を
目にした

夕日も
舟も
怪談も
みんな静かだった

出雲

出雲には
神がいた
でも それは
思っていたような神ではなく
想像もつかないような
不思議な神だった

僕はただ
祈る
君もまた
祈る

祈りが通じるかどうかは
神も知らない

説明

空間を 緯度 経度 標高 体積 温度 気圧などを使って示しても
 空間を 説明したことには ならない
時間を 年月日や時分秒で言ったとしても
 時間を 説明したことには ならない
色を CMYKで表しても
 色を 説明したことには ならない
光を RGBで表しても
 光を 説明したことには ならない
形を 三角だ四角だと説明してみても
 形を 説明したことには ならない
明るさを ルーメン カンデラ ルクスで表しても
 明るさを 説明したことには ならない
質感を 形容詞を総動員して説明しても
 質感を 説明したことには ならない
味を 見た目とか香りとか食感とかで言葉を尽くして説明しても
 味を 正確に表現することはできない
匂いの 質と強さを 識別装置で数値化しても
 匂いを 説明したことには ならない
音を どう形容しても
 音を 説明したことには ならない
  水音 波音 川音 瀬音 葉音 雨音 風音 足音
  そう聞けば 音は浮かんでくるけれど
  だからといって音が正確に伝わるわけではない
  産声 裏声 風邪声 金切り声 しわがれ声 涙声 だみ声
  そう聞けば 声は想像できるけれど
  あの人とこの人とで声は違う

伝えているつもりでも 何も正確には伝わっていない
説明は難しい

金持ちと貧乏人

安定した社会がいいという
金持ちは より金持ちになり
貧乏人は より貧乏になる
それでも 安全で安心だ

国際通貨基金のレポートが
貧富の差に警鐘を鳴らしても
金持ちは金持ちのまま
貧乏人は貧乏人のまま

金持ちには
貧乏人の知らない投資の機会があり
優秀なウェルスマネージャーが
金持ちの損失をゼロにする

貧乏人には
カードローンやリボ払いがあって
金融機関の優しい融資のPRが
貧乏人の借金を増やし続ける

民主主義だろうと社会主義だろうと
なぜか どの国の政治家も役人も
金持ちのために働いて
貧乏人を増やす

最大多数の最大幸福を目指そう
21世紀は貧乏人のためにある
そんなプロパガンダが見えてきた
アッカンベーをする僕に
居場所はあるのか

自己家畜化

ある種の生き物は
飼いならされて
家畜化する

人間も
飼いならされて
家畜化する

祖先に比べて小さな顎
小さな歯
平たい顔
攻撃的でないオス
家畜化された動物に見られる特徴が
人間にも見られる

犬 小麦 牛
トウモロコシ じゃが芋 鶏
稲 馬 林檎
銀狐 そして 人間

自己家畜化が
吉と出るか凶と出るか
滅びの道を辿らなければいいのだけれど

逃さない

量的な時間は
過ぎてゆく時間
誰にでも平等に訪れ
あっという間に過ぎ去ってゆく

質的な時間は
大切な時間
目の前を過ぎて行っても
気づく人は少ない

逃したことを
後で知っても
どうすることも
できない
掴むことができるのは
ただ一度だけ

偽りの自分と
偽りの真実では
なにもつかめない
つかみ取りたければ
本当の自分を生き
噓なく暮らすしかない

チャンスをつかみ取る
量的な時間をつかみ取る
質的な時間をつかみ取る
君との時間をつかみ取る
そうすれば
君はどこにも行かない

Coluche

C’est en 1985 que Coluche lance l’idée de distribuer gratuitement des repas aux chômeurs pendant tout l’hiver.
L’année d’après Coluche, de son vrai nom Michel Colucci, meurt dans un accident de moto. Mais les Restos du coeur poursuivent leur combat contre la pauvreté, soutenus dans leur action par des artistes amis de Coluche qui collaboraient déjà à l’initiative.
Les “Restos du coeur” sont devenus une association dont le but est d’aider les plus démunis et de participer à la lutte contre l’exclusion sociale. Depuis leur création, plus de deux milliards de repas ont été servis. Aujourd’hui plus de 2000 restos, plusieurs dans chaque ville, offrent des repas chauds aux sans-abri ou un panier-repas à emporter pour ceux qui disposent d’un logement, car les Restos veulent offrir aussi une aide amicale et discrète.

Lewis Hamilton

In 2020, Marcus Rashford took his many talents beyond the football field—where he is a star player for Manchester United and England’s national team—to respond to a national crisis: child hunger. “I know what it feels like to be hungry,” he wrote last June as part of a campaign that succeeded in pushing the government to provide meals for students in need during summer vacation. By standing up for the most vulnerable in our society, and using his platform and influence to create positive change, Marcus inspired countless others to join him on this mission and cemented his status as a role model. In a year that showed us the power of working together toward a common goal, he was a galvanizing force behind uniting people across the U.K. in the effort to ensure that no child goes hungry. His determination, resilience and persistence have been truly inspiring. I cannot wait to see how he continues this important work.

百花繚乱

CMYK (シアン マゼンタ イエロー キープレート) で表される色の数は
C: 0〜100% M: 0〜100% Y: 0〜100% K: 0〜100% の組み合わせで1億以上
それなのに 画面の上の色や 街にあるれている色は せいぜい千くらい
不思議なことに みんな同じ色を使いたがる

学校教育のせいなのか 人もみんな同じように行動する
しかも みんな 同じになりたがる
ひとりひとりがそれぞれの人生を送ればいいのだけれど
違うことがいけない社会では 誰も他人と違うことをしようとしない

人が魅力的なのは 他の人と違うところ
なのに みんな 人の真似をする 人のようになろうとする
そして 違うものや 個性的な人を はじきだしてしまう

他の人と同じになろうなんて考えてはいけない
他の人と同じなんてつまらない
みんなが同じ世の中なんて なんの魅力もない

自分らしい姿で 自分らしいことをする
自分らしい考えで 自分らしく振舞う
みんながそうやっているほうが
みんなが言われるままにしているより ずっといい

レジリエンス

人として レジリエンスが大事だなって つくづく思う 心の復元力 回復する力 立ち直る力 苦境を脱する力 困難を克服する力 想定外の出来事に冷静に対応する力

戦争になろうが 災害が起きようが どんな変化にも対応できるしなやかさや 新しい環境や多様な状況に立ち向かう強さがあれば どうにか生きていける

会社にもレジリエンスがあって 競合企業が画期的な新製品を出した時に レジリエンスがない会社はつぶれ レジリエンスのある会社は痛手を負わない

社会にもレジリエンスがあって 干ばつが来ても ほぼ無傷で済んでしまう農家と ちょっとした干ばつで農場が劣化してしまう農家がある 中期金利が上昇しても 成長が鈍らない社会と ちょっとした金利上昇で すべてが壊れてしまう社会とがある

地球には レジリエンスがあるから 温暖化だなんだ言っても心配はないのだけれど
そこで暮らす人間にとっては温暖化は大きな問題で それで 大事なのはレジリエンス

今日起きることは 昨日起きたこととは違う 明日起きることも 今日起きたことと違う
そんな感じでいろんなことが起きるけれど レジリエンスで笑って切り抜けて 楽しむ

そう なにがあっても君が笑っていて なにがあっても君が君らしく生きている
それが望みといえば望みだ

Resilience

Resilience, in the context of the earth’s ecosystems, is defined as the capacity to absorb a shock, reorganize, and continue to function as before. This basic ability is often taken for granted by the global economy, and yet evidence is mounting that crucial ecosystems are in decline. Without a rethinking of how we use the earth’s resources and the development of an approach based on resilience, many of those declines may be irreversible.

倫理と論理

この地球上には人が78億人も住んでいて
その半分以上の じつに44億人が アジアに住んでいる
中国に13億数千万人 インドに13億数千万人
日本には1億2千万人 台湾には千数百万人
こういう数字は 正確ではないにしても
まあそんなものだろうと思う

キリスト教の信者が24億人 イスラム教の信者が19億人
ヒンズー教の信者が12億人 仏教の信者が5億人
日本には神道の信者が8千数百万人 仏教の信者が8千数百万人
こういう数字を見ると なんだかなぁと思う
キリスト教徒として数えられている知り合いは
そのほとんどが日曜に教会に行かないし
そもそも僕は神道の信者でも仏教の信者でもない

世界中の中国人やインド人がいったい何人いるのか
そんな数は想像もつかないけれど
世界中の白人より多いのは確かなこと

3.3億人のアメリカ人が
世界をコントロールする時代は終わっても
キリスト教の倫理が世界を覆い
白人の論理がまかり通っている

AIが持たされる倫理はキリスト教の倫理だし
世界の政治を支配するのは白人の論理で
中国人の倫理とか インド人の論理は
なかなか見えてこない

19世紀のイギリスの時代が終わり
20世紀のアメリカの時代が終われば
民主主義や人権がすたれて
もっと住みやすくなるのだろうか
いや 次に来るのはきっと
ディストピアよりもっと住みにくい
不思議な世の中なのだろう

東条英機のように死ぬことができなければ
新しい世に殺されて
近衛文麿のように死ぬことができれば
新しい世を見ずにすむ

ディストピアの倫理はAIの倫理なのか
ディストピアの論理はビッグデータの論理なのか
いずれにしても
ディストピアが現れるまで生きていないことを
心から幸いだと思う

誰のせいでもない

コロナ禍のせいで
 普通の暮らしができないとか
 普段の仕事ができないとか
 延期とか
 中止とか
 会えない人に会えないとか
 したいことができないとか
 行きたいところに行けないとか 
いろいろなことを言う
まさに禍だ

でも その一方
コロナ禍のおかげで
 学校のオンライン化が進み
 テレワークがひろがり
 生産者からの直接購入が増え
 消費形態が変わり
 eコマースが拡大し
 消費者の利便が増し
 オンライン診療が増え
 医療へのアクセスがよくなり
 分散型エネルギーへのシフトが加速し
 平常時にも災害時にも利用できるサービスが増えた
などという
こんなことはみんな
コロナ禍があろうがなかろうが
いずれは起きること
コロナ禍が変化を加速したというけれど
コロナ禍がなければ変われないとは
なんとも情けない

コロナ禍の前にも変化はあった
コロナ禍の後にも変化はある

変化の時代には
変化のせいで悪くなる人がいる一方
変化のおかげで良くなる人もいる

戦争のせいで財産を失った人がいると
戦争のおかげで財産を増やした人もいる

変化のない時代はない
どんな時代でも
うまくやる人はうまくやり
うまくやれない人はうまくやれない

うまくいかないことを
変化のせいにしたり
時代のせいにしたり
社会のせいにしたり
他人のせいにしたりするのは
やめよう

変化は
誰のせいでもない

変わった人

ガリレオも ニュートンも ラヴォアジエも
変わった人だったようだし
ダーウィンも アインシュタインも ハイゼンベルクも
変わった人だった

釈迦も キリストも モハメッドも
変わった人だったに違いないし
文鮮明も 李洪志も 麻原彰晃も
変わった人だった

トルストイも ディキンソンも 森鴎外も
変わった人だったというし
谷崎潤一郎も 太宰治も サリンジャーも
変わった人だった

変わった人がいなければ
なにも生まれないのかもしれない
でも
普通の人がいなければ
すべてが成り立たない

変わった人は 人に影響を与え
時に騙し
偉大だといわれる
普通の人は 変わった人に影響され
時に騙され
目立つことなく生きる

変わった人がどんなに偉大でも
普通の人の偉大さには かなわない
普通の人のほうが
ずっとずっといい

考える

目の前に見えているのは
誰もなにも考えない社会

考えると都合が悪いから
なにも考えようとしない

他人から聞いたことをオウム返ししたり
誰がなにを言っても適当に話を合わせる

言っているほうも聞いているほうも
なにも考えてはいけない

昔 長屋では噂話だけが真実で
お城では殿様だけが正しかった

今 マンションのドアは固く閉ざされ
会社では AI がすべてを決める

長屋では みんなと同じ人がいい人で
お城では 従うことがすべてだった

マンションのなかではなにをしてもよく
会社では管理に従っていればいい

長屋では 考える人は追い出され
お城では 考えれば切腹が待っていた

マンションのなかではなにも考えず
会社でもなにも考えないでいい

マンションにいても 会社にいても
インターネットやらなにやらから
世界中が流れ込み
それだけでなく
なにかが僕らを監視し
管理する
なにをしてもわかってしまい
なにを考えてもわかってしまう

わかったからって
どうってことはない
要注意という
ブラックマークが付くだけだ

誰もなにも考えない社会で
考えて考えて考える
君のことも
思って思って思う

考えない人たちは
考えないから
そんなことにも
なにも言わない

「共感」と「つながり」

メディアから「共感」とか「つながり」といった言葉が溢れ出し
安っぽい「共感」と嘘っぽい「つながり」が僕たちを覆う
みんなが同じことを感じているという気持ちの悪さに息をつめ
知らない人同士がつながっているという不気味さにおののく

「共感」や「つながり」が嫌だという声は雑音として無視され
異質さをまとうことが まるで悪いことのように感じられる
アルゴリズムが支配する人工的な社会になってしまったら
リストから抜け落ちている価値には意味がなくなってしまった

広告代理店が企業とともに演出した「共感」を持つことなく
テレビ局が政府とともに作り出した「つながり」を拒んだとしても
「共感」と「つながり」は音も立てずに忍び寄って来て
すぐ隣から「共感しよう」「つながろう」と私たちを誘う

「共感するのは嫌だ」と立ち上がって言う
「そんなことを言うお前は 仲間ではない」と 暗闇が僕を見つめる
「つながるのは嫌だ」と大きな声で叫ぶ
「つながらない者は 敵とみなす」といって 銃口が僕に向く

非協力的で共感しない糸が縦横の模様を織りなし
つながりたくないという罪が深い海の底に広がる
どんな罰が与えられるのだろうと怯えて君に聞いたら
「罰なんて こないでしょ」と君が言った

運命

人が増えれば死ぬ
そういうふうにできている

人口が急激に増えれば
 地震が発生したり
 川が氾濫したり
 山が噴火したり
 感染症にかかる人が増えたり
 地域紛争が起こったりして
人が多く死ぬ
そんなものだと考えればいい

悲しいけれど人は死ぬ
個体としての人は死ぬ
それは間違いのないことだ

人間は増え続け
食糧需要が増え続け
草原や森林が減り続け
耕作地が増え続け
農業生産は増え続け
飽食によりゴミの山が増え続けた

必要とするエネルギーも増え続け
土壌は劣化し続け
自然環境は破壊され続け
自然環境の恩恵は失われ続け
自然の関わり方を抜本的に変えなければと言われ続け
自然環境を良くできないのが常態化してしまった

人間の活動のせいで
100万種の動植物が
絶滅危機に追いやられていて
最後には
いつか
きっと
人間という種も絶滅する

地球もいつかなくなる

でもそれよりずっと早く
人間はいなくなる

奴隷

ハリエット・ジェイコブズの
『ある奴隷少女に起こった出来事』を読んで
アメリカの奴隷制度は酷いとか
アメリカの白人の黒人への差別はは酷いとか
ブラック・ライヴズ・マターとか
いろんなことが言えるのだけれど
そして確かに酷いことではあるのだけれど
19世紀の半ばといえば日本はまだ江戸時代で
罪人の妻子は上がり者という奴婢になって
希望する者に引き取られたなんていうことを読むと
あれっアメリカも日本も変わりないじゃないかって
そんなふうに思えてしまう
庄屋喜兵衛が租税を免れるため隠田をして
磔で家財没収で家族は上がり者になったとか
庄屋文五左衛門は悪政に憤り騒動を煽動して
獄門で家財没収で家族は上がり者になったとか
そうでなくても奴という身分刑があって
人別帳から除き個人に下げ渡し奴婢にして
新吉原などで娼婦として働かせただとか
幕府は人身売買を禁じていたのだが
年貢上納のための娘の身売りは認めていて
遊女奉公をさせられた少女は多かったとか
借金の前借りをして年季奉公に出され
丁稚や女中や芸娼妓としてこき使われたとか
その苛酷さはアメリカの黒人奴隷と変わらない
奴隷制度が廃止されたあとのアメリカで
黒人への差別がずっと続いていたように
明治になっても人身売買は続いていて
児童を中国人に売ることが禁止されたり
娼妓解放のお触れが何度も出されたりしたが
古い慣行はなくなることなく続けられていた
製糸工場では何も知らない少女たちが
わずかの借金の前借りで奴隷状態に置かれ
牢獄のような寄宿舎での生活を強制され
逃げれば残虐なリンチが加えられた
戦争に負けて人身売買は廃止されたが
売春関連のビジネスは今でも続いている
アメリカの黒人差別が今でも続いているように
日本の人身売買は今でも続いているのだ
韓国で徴用工や慰安婦のことが問題になるけれど
酷い目にあったのは朝鮮の人たちばかりではない
徴用工も慰安婦も その大半も日本人だったのだ
みんなで忘れるために目を瞑っているうちに
黒い歴史は白い歴史になり
黒い企業は白い企業になり
悪い人たちは良い人たちになる
歴史はすべて変えられて
日本には人身売買はなかったことになる
Harriet Jacobs の
Incidents in the Life of a Slave Girl のような本が出て
日本人が日本人にしてきたことをみんなが読んで
これからは酷いことをなくそうと思わない限り
悪いことはまたやってくる
経済はきっと悪くなる
それでも人身売買のようなことが
はびこるるようにしてはならない
風俗嬢は いなくならなければいけない
人材派遣事業は なくならなければならない

感情

エモーションは 情動 で 情の動き
フィーリングは 感情 で 情を感じること
でも そんなこととは関係なく
私たちは喜び 怒り 哀しみ 楽しむ
そして 嫌悪し 驚き 恐れる

喜びを感じたときに
もっと喜びがほしくなる人と
それで満足だと思う人がいる
悲しんだり怒ったりしたときに
それを抑えようとする人と
それを爆発させてしまう人がいる

人の感情は今も昔も変わらない
そう言いながらも
ひとりひとりの反応が違うことは
認めざるをえない

他人の感情が
いつもわかるわけではない

時代の流れについていけない人
不適応な人
違和感を感じている人
そんな人の感情は
うまくやっている人にはわからない

慎重さ 用心深さ 丁寧さ
といった長所が
考えすぎ 先延ばし 心配性
といった短所に置き換えられる

する前に考えてしまったり
した後に考え続けたり
完璧を追えば
自分を追い詰める

完璧なんて目指さず
不完全さを美しく感じ
未完成を恥じず
永遠を信じない

生に執着せず
押しのけて生き残ろうなんて思わず
不利になっても譲らず
適当なところで投げ出す

そうすれば
冷静という感情が
うっとりという感情を知り
ワクワクという感情は
ムラムラという感情に変わる
そして
畏れという感情は
怒りという感情を知り
驚きという感情が
楽しみという感情に変わる

感情のない機械は間違わないけれど
感情で動く人間の間違いは愛しい
変わり続ける君の感情は
悲しみとか怒りとかもあって
いつもいいわけではないけれど
愛しい

AIと人権

「NECグループ AIと人権に関するポリシー」と
その実践に向けた取り組み
を読んだ
関連したページ
も読んで思った
NEC は素晴らしい と
そして思った
NEC はヒポクリットだ と

AI とはなにかとか
社会への AI の影響ということを
よくわかっている NEC という会社が
AI と人権という問題に取り組み
ウェブページに AIと人権に関するポリシー や
実践に向けた取り組み を発表するのは
とても素晴らしいと思う
NEC のイメージアップになるだけでなく
他の会社へのいい影響もあるし
いいことずくめのように思われる
そう
NEC は素晴らしい

でも NEC は大きな会社だから
担当している部署が なにか を書いていても
全社でそれがどれだけ尊重されているかというと
「?」だ
顔認証ひとつとっても
プライバシーを侵害しない顔認証システムなんて
ありえないわけだし
パーソナルデータの利用や活用も
人権を侵害しないパーソナルデータの利用や活用は
ありえない
だとすると
このポリシーや取り組みは
いったいなんなのかということになる
そんなことは言わずにひたすら前に進んでいる
ファーウェイのほうが
すっきりしていてよっぽどいいじゃないか
そう
NEC はヒポクリットだ

AI も確かに問題だけど
IoT となるともっと問題で
カメラやセンサーがありとあらゆるところにあって
その数が人の数よりはるかに多いという現実の前では
IoT と人権ということは
もう誰も話すことができない

ブロックチェーンはもっと問題で
誰が いつ どこにいたのかが すべて記録されていて
わかってしまうという現状の前で
ブロックチェーンと人権ということはは
もう誰も話せない

ビッグデータと人権を話すこととなると
もうそんなことを考える人もいない
これはかなり危ない状況だ

NEC のデジタルトラスト推進本部で
「NECグループ AIと人権に関するポリシー」と
その実践に向けた取り組み
を書いた人たちは
どれだけ真剣なのだろう
本気なのだろうか
NEC の最先端の技術者から
10年は遅れている感じの文章を書いた人たちは
いったいなにを思っているのか

雨の滴

雪の結晶が
天からの手紙
なら
雨の滴
天からの語らい

雪の結晶が
地の装い
なら
雨の滴
地の沐浴

雪の結晶が
木々の宝石
なら
雨の滴
木々のささやき

雪の結晶が
君の夢
なら
雨の滴
君の涙
じゃなくて
君の愛

外来種

人間の健康を守ることは 自然の環境を守ることと
多くの場合 相反する
人間の健康のためにゴミを人から遠ざければ
自然は少なからず汚染される
人間のため 健康のためというのは
自然のため 環境のためというのと 違う
人がいると生態系は崩れる
でも人がいなくても生態系は変わり続ける

外来種が外国からやってくるというが
なにが外来種かは人間が決める
外来種という名前からして変で
生き物は自分を外来種とは思っていない
動物が外国からやってくると
外来種といって問題にされるのに
野菜や果物がやって来ても
誰も問題にしない

生物の世界には
人間が引いた国境の線はない
外来種などどこにもいない
生存競争はどこにでもあって
バランスが崩れるのは
特別なことではない

人間が外来種の動物を捕獲して駆除する
自然のためとか環境のためとかいうけれど
自分たちが嫌いな種を殺戮しているだけ
人間はいつでも
自分たちのためだけを思う
人間の言うことは
いつもおかしい

人が作ったもの

古地図を見れば陸と海が絶えず動いているのがよくわかる
陸地が盛り上がったり沈み込んだり海の位置が変わったり
強固な岩盤だって大きな大陸だって動かないわけじゃない

6000年前には江東区はもちろん墨田区も葛飾区も足立区も
そして草加市や川口市や越谷市やまでもが海だったという
気温が上がって氷河が融けて 海面が100mも上昇したのだ

1万8000年前には東京湾は隅から隅まで陸だったというし
それよりも前には日本は大陸と陸続きだったみたいだから
将来の日本が動かないなどと思うのは科学的とはいえない

盛り上がったり沈み込んだり動きまわっている陸地の上に
橋やトンネルやダムや堤防や高層ビルや発電所など作って
それでそれらがいつまでも壊れないで役に立つわけもなく

それでも僕たちは陸地が動かないと信じているフリをして
何が起きても原子力発電所は絶対に安全だって嘘をついて
想定外の事故があるとそれを自分でない誰かのせいにする

作ったものはいつかは壊れて築いたものはいつかは崩れる
そんなあたり前のことをみんなまるで知らないふりをして
今日もどこかで完成を祝い竣工式や落成式が執り行われる

神に感謝しても仏に祈っても作ったものはいつかは壊れる
構造計算をどれだけやっても築いたものはいつかは崩れる
完璧なことなどありえないし永遠のものなどどこにもない

人が作ったものなんかが
自然が作ったものよりも
すごいなんてわけはない

地球にいちばん近い満月

月は楕円運動をしてるから
どこで満月になるかで
見える大きさが大きく違う

それにしても
大きな満月は理屈より大きく
ずっと大きく見え
小さな満月は理屈より小さく
ずっと小さく見える

それだけではない
ふたつを並べて見ることはないから
印象でしか比べることができないけれど
大きな満月は明るく
小さな満月は暗い

大きな満月は自信いっぱいで
こちらを見てる
小さな満月は自信なさげで
隠れてしまいそう

でも
大きな満月も小さな満月も
じつは同じ月

だから月に言う
大きくなっても小さくなっても
君を思っているよって
君がどんなでも
僕は変わらずここにいるよって

男と女

すでに男のために作られている構造に
女が自分を簡単に合わせることはできない

女が構造に完全には入り込めないのなら
構造を作り直すべきなのだ

軍隊に象徴される階層構造は
上下関係が好きな男のためのもの

上下関係が見えないような構造でないと
女の能力はうまく発揮できない

気候変動

今の空気中の二酸化炭素レベルは
過去何十万年のうちで最高で
21世紀の地球の温度は
これまでになかったほど高く
北極の氷の融解スピードは
1990年代の10倍近く
北極圏の夏の海氷は
記録的な範囲にまで縮小し
世界の平均海面水位は
過去100年間で18cm近く上昇している
数字でどうだこうだ言っても
なかなかピンと来ないけれど
気温が上昇するだけではなく
地球全体の気候が大きく変わっている
海面上昇 高潮 氾濫 洪水 干ばつ 熱波
気候変動とか異常気象とかいうけれど
実際に起きているのは生活の破壊で
感染症は地球の隅々にまで拡大し
疾病が増え
健康障害が頻発する
エネルギの供給は増え続ける需要に追い付かず
インフラの機能はマヒし
飲み水が不足する
自然災害の被害は大きくなり続け
農業生産は減少し
食糧は危険にさらされ
生計は崩壊し
財政は破綻する
生態系や生物多様性に狂いが生じ
多くの種が絶滅する
根本的な解決策は
人が減ること
それに尽きる

レトリック

わかったふりをした専門家たちが
私たちの生活に口を出し
新しい生活様式などという枠をはめ
お願いという名の命令を発表した

 マスクを着けろ
 冷房時には窓を開けろ
 毎朝体温を測れ
 健康チェックをしろ

命令に添えられた優等生の作文からは
なぜそうしなければならないのかは
伝わってこない

先人たちが勝ち取ってきた行動の自由は
感染症対策といって制限され
移動の自由は奪われて
近くに住む人にさえ会いに行けなくなった

病人を見舞ったり死者を弔ったりすることも
前のように自由にはできなくなり
老人施設にいる年老いた母にも
会いに行けない
施設という監獄のなかにいる人は
誰もがまるで囚人のようだ

これもすべて生存のため
いのちを守るために協力してください
言葉は優しいふりをするが
使われているレトリックは凶暴だ

人間であるための条件を奪われて
怯えのせいで我を忘れ
攻撃的になった人たちが
大事なものを捨てて群れを成す

いのちを守るためだけに
すべての自由を差し出して
私たちはいうことを聞く素晴らしい民だと
なぜか胸を張る

自由とか違いとか
善だと固く信じてきたものが突然悪になり
考えないとか みんなに従うとか
悪だと固く信じてきたものが突然善になる

見当違いばかりのなかで
みんなでいのちをながらえて
すべてを失った人たちのなか
ウイルスの声が聞こえてくる

地球が人のものだなんて
誤解したほうが悪いんだ
地球はみんなのためにある
石や木や水やウイルスを
忘れたほうが悪いんだ

ウイルスは笑わない
石は動かず
木は静か
水は今日も流れ続ける

重力

玉ねぎの値段で頭を悩ませている人が
憲法改正の論議に乗ってくるわけもなく
病気という大きな問題を抱えた人には
宇宙の大きさは小さな問題でしかない

946兆kmも離れたところで放たれた光が
100年後に地球に到達したとして
それはあまりにも遠すぎて
イメージすることすらできない

重力は時空の歪みが物体を引き寄せる作用だとか
光の軌道は時空の歪みで曲がるとか
宇宙の膨張が加速していると言われたら
なにもわかりたくなくなってしまった

光が放たれたところと地球とが
たがいに引かれ合うわけもなく
100年も宇宙を彷徨ってきた光は
想像もできないくらい孤独だ

百年のまぼろし

長いあいだの約束は
ひとつの恋で破られ
思い出は一瞬にして
廃墟のなかの灰になる

嘘は
疑いよりも快適で
愛よりも役に立ち
何よりも長続きする

すばらしい日々は
悲惨さとともに生きる
真実もなく
事実もないところに
すばらしい日々は意味を失う

枯葉の道を歩くとき
百年の孤独が僕に寄りそう
それは仕組まれたものなのか
シナリオ通りのことなのか
私が選び取ったものは
すべてまぼろしだったのか

抵抗

政権の脅威は
やつらが権力を握る前にのみ
闘うことができる
でも闘うはずの若い人たちは
抵抗とは程遠い

人は若いと純粋で
純粋だから利用され
飛行機で敵艦に突っ込んだり
大人にとんがり棒をかぶせたり
抵抗しても知れている

自殺は卑怯なことだと言われ
ひきこもりには同情もない
いたずら書きは逮捕され
発言しても相手にされず
若い人の抵抗は徒労に終わる

若い人はわがままで
ないものねだりはどこまでも続く
愛する人と暮らしたい
素敵な場所で暮らしたい
自由が欲しい、お金が欲しい

欲しいものを手に入れるには
抵抗なんてしていられない
ギターを手に入れるためならば
なんでも言うことを聞いて
抵抗なんて忘れてしまおう

従順でいれば大人に好かれ
賞賛されて美化される
抵抗なんかで人生を棒にふれば
あなたは一生後悔をする
抵抗の代償は高いのだ

それでも抵抗をあきらめず
正しい大人をやりながらも
ひそかな抵抗を繰り返し
優しい人を演じながら
抵抗の種を蒔く

四本裕子

間違った心理学で、男性がこう、女性がこうとか、世の中ではよく言われていますね。 例えば、男女の脳の違いとして、男性の方が左右の脳の連携がよくないとか。これには、元になった論文がありまして、1982年に『サイエンス』誌で発表されています。男女それぞれ、脳梁の太さを測ったら、女性のほうが太かったと。でも、この論文のデータは男性9人、女性5人からしかとってないんです。それだけで、女性のほうが左右の脳の連絡がよくできてるっていう結果にしている。そもそも信頼性がないし、その後、いろいろな研究者が再現しようとしたんだけど、結局できてません。今さすがにこれを信じている脳科学者はあんまりいないんですよ。

パターン認識は、最近の機械学習が得意なので、パターンの違いを学習したAIに分類させると、約92%の精度で男女を見分けることができる、くらいのことは言えるんです。でも、これって、たぶん男女じゃなくても、これくらいの差は出るんですよね。例えば、20代の人と30代の人、というふうに比べてもやっぱり差はでると思います。

殺人炒飯

人間社会を成長させるためには優秀なリーダーが必要不可欠ですが「奴隷」も必要不可欠なのです。「的確な指示」と「自動化」、これがキーワード。
「自動化」は、誰もが簡単なマニュアルをその通りに効率よくこなすことで実現します。
何も考えずにマニュアルに従ってればよい機械のような「奴隷」が必要なのです。
超優秀なリーダー層が10%、無能の指示待ちマシーン90%の国家。
従来の王様がいてなどの制度だと、リーダーの指示ミスというリスクが大きいけれども成長しやすく衰退しやすい国家といえます。
歴史的にこの支配する側の割合、支配される割合の大きさは永遠の課題ですが、誰もが「平等」という社会は、国家が成長していかないのです
そうです、我々が奴隷にならないためには、国家が成長しようとしている間に、我々は、こっそり停滞する必要があるのです
国家に合わせて、この資本主義社会の中で「成長」しようとするということは、サラリーマン(奴隷)として「支配」されて生きていくということになるのです。

Jeremy Bentham, Michel Foucault

Jeremy Bentham‘s nineteenth-century prison reforms provide Michel Foucault with a representative model for what happens to society in the nineteenth century.note Bentham argued in The “Panopticon” that the perfect prison would be structured in a such a way that cells would be open to a central tower. In the model, individuals in the cells do not interact with each other and are constantly confronted by the panoptic tower (pan=all; optic=seeing). They cannot, however, see when there is a person in the tower; they must believe that they could be watched at any moment: “the inmate must never know whether he is being looked at at any one moment; but he must be sure that he may always be so”.

Wilhelm Wundt

If we take an unprejudiced view of the processes of consciousness, free from all the so-called association rules and theories, we see at once that an idea is no more an even relatively constant thing than is a feeling or emotion or volitional process. There exist only changing and transient ideational processes ; there are no permanent ideas that return again and disappear again.