shinichi Post author04/09/2016 at 6:43 am 新潮45 2016年9月号 新潮社 http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/ 編集長から 慰安婦問題を作った男の肖像 今年の春頃、経歴詐称でテレビから去っていったコメンテーターがいたが、「慰安婦狩り」を捏造した吉田清治なる人物はその比ではなかった。自著の経歴は虚実ない交ぜで、名前はいくつもあり、本当の生年も出身地もわからない。当然、学歴、職歴なども不明だった。今回、ジャーナリストの大高未貴さんが吉田氏長男のロングインタビューに成功、周辺取材も行い、その生涯の一端を明らかにした。 それにしても、これまでなぜどの新聞も人物自体を検証してこなかったのか。新聞は自らの主張に沿ったものなら多少おかしなことでもスルーするらしい。 特集の「『人権』に軋む日本」についても同じことが言える。「人権」という錦の御旗を振りかざされると、おかしなこともそうとは書かないし究明もしない。措置入院問題など、そうした問題の数々を取り上げてみた。 さて、今号より編集長を務めることになりました。引き続きご愛読いただけますようお願いします。 新潮45編集長 若杉良作(「波」2016年9月号より) Reply ↓
新潮45
2016年9月号
新潮社
http://www.shinchosha.co.jp/shincho45/
編集長から
慰安婦問題を作った男の肖像
今年の春頃、経歴詐称でテレビから去っていったコメンテーターがいたが、「慰安婦狩り」を捏造した吉田清治なる人物はその比ではなかった。自著の経歴は虚実ない交ぜで、名前はいくつもあり、本当の生年も出身地もわからない。当然、学歴、職歴なども不明だった。今回、ジャーナリストの大高未貴さんが吉田氏長男のロングインタビューに成功、周辺取材も行い、その生涯の一端を明らかにした。
それにしても、これまでなぜどの新聞も人物自体を検証してこなかったのか。新聞は自らの主張に沿ったものなら多少おかしなことでもスルーするらしい。
特集の「『人権』に軋む日本」についても同じことが言える。「人権」という錦の御旗を振りかざされると、おかしなこともそうとは書かないし究明もしない。措置入院問題など、そうした問題の数々を取り上げてみた。
さて、今号より編集長を務めることになりました。引き続きご愛読いただけますようお願いします。
新潮45編集長 若杉良作(「波」2016年9月号より)