ユ・ソンヨル(유성열)

どんな人にも それぞれのプライバシーがあるものだ
憲法にはプライバシーを守る法律が存在し
私たちには法律に訴える権利もある
だが安心できるのだろうか
世間はプライバシーの共有に肯定的ではないか
だから人は それを共有し 時には奪い
自分の利益のために 収集して分析して利用する
韓国は今 “プライバシー戦争” の時代なのだ
そして 私はそれを でっちあげる
幸せになるために

2 thoughts on “ユ・ソンヨル(유성열)

  1. shinichi Post author

    Private Lives (プライバシー戦争)

    https://www.netflix.com/jp/title/81318096

    演出:ナム・コン
    脚本:ユ・ソンヨル

    データプライバシーなどもはや存在しない世界で、欲に目がくらんだ大企業と国家が企てた監視計画。それを暴けるかどうかは、詐欺師たちの腕次第。

    シーズン1 (2020)

    エピソード1
    どんな人にも それぞれのプライバシーがあるものだ
    憲法にはプライバシーを守る法律が存在し
    私たちには法律に訴える権利もある
    だが安心できるのだろうか
    世間はプライバシーの共有に肯定的ではないか
    だから人は それを共有し 時には奪い
    自分の利益のために 収集して分析して利用する
    韓国は今 “プライバシー戦争” の時代なのだ
    そして 私はそれを でっちあげる
    幸せになるために

    **

    エピソード3

    人にはプライバシーというものがある
    憲法も秘密と自由を保障してくれるらしい
    だが秘密と自由とは何か
    世間はプライバシーの共有に肯定的ではないか
    合法と違法の境界線は どこなのだろう
    気分のいいものは合法で
    不快にさせるものは違法?
    違法だろうがおかまいなしに プライバシーを収集する連中
    自分の利益のために プライバシーを収集する連中
    そして でっちあげる連中
    プライバシーを共有し 盗み 利用し でっちあげる
    韓国は今 “プライバシー戦争” の時代なのだ
    そして 僕は他人のプライバシーを追いかける

    **

    エピソード5

    プライバシーは守られていると いまだに人々は信じている
    法で守られていると 信じて疑わない
    だが そうなのだろうか
    世間はプライバシーの共有に肯定的ではないか
    だから人は それを共有し 時には奪い
    自分の利益のために 収集して分析して利用する
    プライバシーを共有し 盗み 利用し でっちあげる
    一番ムカつくのは プライバシーを利用する連中
    だから そいつらを 突き止めようと思う

    **

    エピソード7

    アリと人間の違いは?
    プライバシー
    人間にはプライバシーがある
    他人には知られることのないもの
    本当に?
    プライバシーの共有は 日常茶飯事ではないか
    より多くの他人と 交流するために
    プライバシーを差し出し 取引する人間たち
    プライバシーとは
    人間だけが持つ弱点であり 商品でもある
    だから
    弱点かつ商品である それを 俺は収集して利用する
    なぜかって?
    俺を見ればわかるはず

    **

    エピソード9

    この世で一番バカな動物は?
    そうよ
    人間よね
    秘密を作ったり
    保護法とやらを作って 人を処罰したり
    考えてみて
    他人のプライバシーほど 興味深いものはないはず
    皆が娯楽の対象にして 楽しんでいるものを
    果たして
    本当にプライバシーなどと呼べるのだろうか
    だから私は プライバシーなんて信じない
    なぜかって?
    純粋なプライバシーは ないから
    どうせ どれも 汚染されている
    ところが
    疑心暗鬼だった この私が 純粋なプライバシーを知った
    皮肉だと思わない?
    だから私は 読むことにした
    その純粋なプライバシーを

    **

    エピソード13

    なぜ人間には プライバシーが要るのか
    かぶっていた仮面をとり 自由を感じたいから?
    それとも別の仮面をかぶるために?
    より幸せになりたいと思うから
    プライバシーが必要なのだろう
    他人を理解することも
    自分を理解させることも難しい世の中で
    機械的に つきあう人間たち
    だから人間たちは
    公的でも私的でもない 第3の空間を選んだ
    新たなコミュニティーの中で 人間は更なる幸せを求め
    膨大な個人情報を 提供するようになった
    この男のように

    Reply
  2. shinichi Post author

    (sk)

    このドラマの中の 韓国の「GK テクノロジー」は、日本だとどこなのだろう。
    King Maker と、操られる人々と、愛と、カネと、政治と、暴力と。
    関わりたくないものだ。

    プライバシーを差し出す人たちと、プライバシーを弄ぶ人たち。
    プライバシーが守られていると思っている人たちには、現実が見えていない。

    Reply

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