春の日に、おおかみと出会ってしまったひつじのおやこ。
身を守るため、「いまはおいしくありませんよ。・・・あきにはふとっているでしょう」と言ってしまい、
「ならば、あきにはたべてもよいというのだな」と出来ない約束をしてしまう。
秋が迫り、ひつじのおやこが困るなか、遊び仲間のうさぎが、おやこの為に知恵を出す。
豪奢に着飾り、動物の皮をくくり付け、月宮殿の使いに扮するひつじたち。
おおかみに出会ったうさぎは言う。
「おおかみのかわがたらぬ。すぐ、そのかわをぬいでさし出せ」。
おおかみはほうほうの体で逃げ出していった。
おおかみが去ったあと、うさぎは言った。
「あとでこまるようなやくそくは、けっしてしてはいけませんよ」と。
月宮殿のおつかい
くるしま童話名作選 7
by 久留島 武彦
illustration by アヤ井 アキコ
(2016/3/17)
後藤惣一
https://kushima38.kagoyacloud.com/?p=46382
絵本『トラの子ウーちゃん』発刊に添えて by 後藤惣一
トラの子ウーちゃん by 久留島武彦 (著), 篠崎三朗 (イラスト)
久留島武彦の生涯 by 玖珠町商工会
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