Tachyon

タキオン(tachyon)とは、常に光速よりも速く移動する仮想的な粒子である。ほとんどの物理学者は、光よりも速い粒子は既知の物理法則と一致しないため存在しないと考えている。仮にそのような粒子が存在し、光よりも速い信号を送ることができたとすると、相対性理論によれば因果律に反することになり、親殺しのパラドックスのようなタイプの論理的パラドックスが生じることになる。このような粒子が存在することを示す実験的証拠は見つかっていない。

タキオンは常に光よりも速く移動するので、それが近づいてくるのを見ることはできない。タキオンが近くを通過した後、観察者はそのタキオンの2つの像を見ることができ、それらは反対方向に現れて去っていく。この二重像効果は、超光速物体(この例では球体、透明な灰色で示されている)の通り道に直接位置する観測者にとって最も顕著なものである。タキオンは光よりも先に到着するため、球体が通過するまで観測者には何も見えず、その後(観測者の視点では)、到着する球体(右)と出発する球体(左)の2つに分かれて見える。

3 thoughts on “Tachyon

  1. shinichi Post author

    (sk)

    光速 = 299,792,458 m/s(約30万 km/s)。ほとんどの物理学者は、光よりも速い粒子は存在しないと考えている。それなのに「宇宙の膨張速度は、光より速い」という。

    物理学者たちは、地球という特殊な場所で宇宙を観測して、それを数学を使って説明しようとする。挙句の果てに、「宇宙は光よりも速いスピードで膨張し続けている」とか、「宇宙の膨張が加速しているのではないか」とか、勝手なことを言う。

    社会には「物理学者は、何を言ってもいい」というコンセンサスがある。奇抜なことを言い、それを数学で「証明」したものが、ノーベル賞を受賞する。

    地球が、太陽系が、そして天の川銀河が、特殊な場所でないと、どうして言えるのか? 数学が「証明」すれば、それが正しいと言えるのか? 

    物理学者になら(れ)なくて、本当によかった。

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