つぶやきかさこ

国家という概念は10年でなくなると思っている。ギリシャやアメリカや日本のように、借金山盛りでで破綻するからなくなるという話ではない。国家という概念が消滅するという話だ。
私が世界は変わると思っているのは、金融資本主義経済システムが崩壊し、まったく新しい経済システムができることと、国家がなくなることの2つだ。
複雑に絡み合ったグローバル取引を、どの段階でどこの国が課税できるのかは、極めて難問になっている。日本企業の中国支社がアメリカ企業に物を売ったらどうなるのかとか。
そもそも何を持って日本企業と定義するのかも、極めて難しい。日本に本社があれば日本企業なのか?株主が日本人なら日本企業なのか?従業員が日本人なら日本企業なのか?売上比率が日本が多いと日本企業なのか?
ネットによってボーダレスになった社会において、国という概念は極めてあいまいだ。独自通貨も発行できず、課税もできなくなったら、国家は消滅するしかない。
世界共通通貨が出てきてしまうと、国家が国債という紙切れを出して、財政をちょろまかすという、イカサマ金融資本主義が通用しなくなる。すると今、国家が行っている、財政・金融・経済政策は根本的に覆ってしまう。
今、当たり前だと思っていることが通用しなくなり、根本的に世界の社会システムが大きく変わる、大変革の過渡期なのだと思う。

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