>よみ人しらず

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思ふには忍ぶる事ぞまけにける色には出でじと思ひしものを

3 thoughts on “>よみ人しらず

  1. s.A

    >「古今集」 紀友則
    命やは何ぞは露のあだものを逢ふにしかへば惜しからなくに

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  2. s.A

    >思ふには忍ぶることぞ負けにける逢ふにしかへばさもあらばあれ(新古1151) 在原業平

    【通釈】あなたを慕う気持には、人目を憚る気遣いが負けてしまった。逢うことと引き換えにするのなら、どうなろうと構うものか。

    【補記】新古今集では「逢ふ恋」の歌群に置かれ、逢瀬に身の破滅さえ賭けて惜しまぬ心情の歌となる。新古今集がこれを業平作としたのは、伊勢物語に主人公の歌として出て来るからで、実際には古今集よみ人しらず歌(下記参考歌)の改作転用であることが明らかである。伊勢物語六十五段、二条后との痛切な後日譚。

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