読売新聞

東京電力は22日、福島第一原子力発電所の汚染水が地下水を通じて海へ流出しているとの見解を発表した。
5月以降、岸壁に近い井戸の地下水から高濃度の放射性物質が検出され、近くの海水に含まれる放射性物質の濃度も上昇したため、原子力規制委員会が「海への流出が強く疑われる」と指摘したが、東電は海への流出を認めていなかった。

  • 福島第一原発に隣接の港湾で高濃度のトリチウム (6月24日)
  • 過去最高濃度のトリチウム、福島第一取水口で (6月26日)
  • 海に近い井戸でも高濃度汚染…福島第一原発 (6月29日)
  • 井戸から放射性物質90万ベクレル…事故後最高 (7月5日)
  • 汚染水「海水への拡散、強く疑われる」と規制委 (7月10日)
  • 参院選で自民党が圧勝、衆参のねじれが解消 (7月21日)
  • 放射性物質汚染地下水、東電が海への流出認める (7月22日)

One thought on “読売新聞

  1. shinichi Post author

    放射性物質汚染地下水、東電が海への流出認める

    読売新聞

    (7月22日)

    http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130722-OYT1T01505.htm?from=ylist

     東京電力は22日、福島第一原子力発電所の汚染水が地下水を通じて海へ流出しているとの見解を発表した。

     5月以降、岸壁に近い井戸の地下水から高濃度の放射性物質が検出され、近くの海水に含まれる放射性物質の濃度も上昇したため、原子力規制委員会が「海への流出が強く疑われる」と指摘したが、東電は海への流出を認めていなかった。港湾外への影響はないと説明している。

     海水の汚染は、1号機の取水口に近い場所で、放射性物質の三重水素(トリチウム)が今月、1リットルあたり2300ベクレル(法定許容限度は同6万ベクレル)に達した。その現場に近い1、2号機タービン建屋の東側の井戸では、トリチウムが地下水1リットルあたり63万ベクレル検出されている。東電はこれまで「海への流出を示すデータがない」と説明してきた。

     しかし、井戸の地下水位が潮の満ち引きと連動して上下しており、東電は22日、「汚染水を含む地下水と海水が行き来している」と分析、流出を認めた。取水口付近は防波堤や水中カーテンで囲われており、汚染はその内側にとどまるとみている。また、海への流出の総量は検討中としている。

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