木下和寛

レーガン政権の報道担当官だったレスリー・ジャンカ (Leslie A. Janka) は、大統領選を争って敗れた民主党の現職ジミー・カーター (James E.Carter) と比較して「レーガンは内容や政策よりコミュニケーションを優先させた。政治はコミュニケーションであることを理解していた。しかしカーターはコミュニケーションを脇に置き、政策を前面に押し出したのだ」と述べている。レーガンを小泉に、カーターを当時の民主党代表岡田克也に置き換えれば、05 年総選挙の評価としてそのまま使える。小泉の登場によって、日本の政治はメディアによるメッセージ発信に重点を置く時代となったのである。

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