川瀬弘至

最近、海外の一部メディアが日本批判の論調を強めている。中でもすさまじいのが韓国メディアだ。評論家の室谷克実氏によれば、第2次安倍内閣が発足してからの韓国紙論説などは、まるで「反日論文コンテストが実施されているのかねと揶揄(やゆ)したくなるほどだ」という。
しかも見過ごせないのは、「天皇の存在を“悪の根源”と見なす」論調が目立つこと。室谷氏は最近掲載された「反日記事・論説」の具体例を列挙しつつ、韓国の日本批判が、「謝罪と賠償を求めるための糾弾から、日本を国際社会でおとしめるための情報心理戦へと“変態”した」と指摘する。
このほか特集では、米ニューヨーク・タイムズの反日コラム、独紙や英紙による「日本の右傾化」報道、東南アジア華字紙のプロパガンダ紙面などについて、評論家らが問題点を分析している。いずれも誤解や偏見に基づく批判ばかりで、論調を改めさせるには日本側の積極的な情報戦略が必要といえそうだ。

2 thoughts on “川瀬弘至

  1. shinichi Post author

    (sk)

    この文章は、戦前に日本が孤立していった頃の日本のメディアの論調そのままだ。

    そもそも、外国のメディアの発信がそんなに気に入らないのなら、産経新聞はなんで世界的なメディアに変わろうとしないのか。自分たちが変わらず、日本の中だけで、自分たちの主張を喜んでくれる人たちだけに守られ、好き勝手なことを言っていても、なんにもならないとは考えないのだろうか。

    産経新聞に、アルジャジーラになれとは言わない。でも、少なくとも、英語と中国語と韓国語での発信ぐらいはするべきではないか。

    外国のメディアの発信がいずれも誤解や偏見に基づく批判ばかりだというが、自分たちの発信こそが誤解や偏見に基づく批判ばかりではないのか。

    井の中の蛙であることをやめ、グローバルに発信する時が来ているのではないか。

    もっとも産経新聞は、ヨーロッパやアメリカではほとんど参照されないのに、中国や韓国では本当によく参照される。中国語や韓国語で発信しなくても、中国や韓国で翻訳され発信してくれているのだから、まあなんにもしなくても同じことかもしれない。ただし、産経新聞が参照される時には、参照する側に悪意があることが多いので、産経新聞が伝えたいことがまったく逆の意味を持って伝えられるのだけれど、それでも人のやることに文句はつけられないだろう。とにかく自分たちは、なんの努力もしていないのだから。。。

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