僕が日頃、海の向こう側で過ごしていて感じるのは、日本は海外から「年老いて考えが鈍くなったお金持ちの老人」のように受け止められているということだ。蓄えのあるうちは安全で人間的な生活を送ることができるが、財産が無限にあるわけではないし、老化による不具合は、本人が想像している以上に速く進行していくだろう。
我々は自分たちが暮らしているこの国のことを、あまりにも知らなすぎているのではないだろうか。いまどれくらいの危機が訪れているのか。まずは知ることが大事なのだと思う。そして一度この国を出てみる必要があると考えている。
モノを捨てよ世界へ出よう
by 高城 剛
書を捨てよ、町へ出よう
by 寺山修司
高城剛
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