>小松真一

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負け戦は負け戦として発表出来る国柄でありたかった。調子の良い事ばかり宣伝しておいて国民の緊張が足らんなどよくいえたもんだ。もっとも今度の戦争は百年戦争だなど宣伝されていたのだが、どう考えても本当のことを発表する可きだつたと思う。外国をだますつもりの宣伝が自国民を欺き、自ら破滅の淵に落ちたというものだ。いずれにせよ「転進」という言葉が出来てから日本は一回も勝たなかった。今度の戦争を代表する言葉の一つだ。

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