書店で売れ残り、返品されてきた本の汚れを落とすため、本の小口を書籍研磨機で削る作業を小口研磨と言います。出版業界では、売れ残った本の小口を削り、傷んだカバーを交換することを、本のクリーニングまたは化粧直しと呼んでいます。ところが小口研磨された本は、小口が研磨機で雑に削られ無残な姿となります。本の再販制度のもとでは、そうした小口研磨された再生本もふたたび新刊として書店で販売されます。つまり書店に置かれている本には、本当の新品と小口研磨された再生品があり、どちらも同じ値段で販売されているわけです。
写真の本は、すべて実際に新品として販売されていた本を購入し撮影したものです。(中央2冊が小口研磨された本)
小口研磨
http://umetake.d.dooo.jp/kenma/
折原一
@1orihara
https://twitter.com/1orihara/status/436021049600131072
ネットで注文していた『殺人犯はそこにいる』(清水潔)が届く。うおっ、12月発行なのに、もう研磨本かよ。だから、ネットで買うのはこわい。
私は研磨本が嫌いなので、書店で買いなおそう。