>朝日新聞

>『朝日新聞』の題字の「新」の字は、よく見ると「木」の部分が「未」になっています。
『朝日新聞』の題字は、7世紀ごろの中国の書家・欧陽詢が書いた「宗聖観記」の中から集めたものだそうです。ところが、問題の「新」の字だけはその中になかったので、「親」と「柝」から寄せ集めて、ご丁寧なことに「ヽ」を削って作り上げた、なんていうおもしろい話になっています。
「新」にせよ「親」にせよ、この左側の部分は、一般に、「辛」と「木」とから成り立っている、と説明されています。
『朝日新聞』の題字の「新」という字は、私たちがふだん使っている「新」という字よりも、字源的には「正しい」とさえ言える。
漢字が太古の象形文字からだんだんに変化して今日のような字体にたどりついた過程の中で、千数百年前にはこのように書かれていた。

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