東スポ

ジーコ監督は米ドル契約で推定年俸は180万ドル。就任期間中のレートは1ドル約120円で約2億1600万円。ザッケローニ監督の推定年俸180万ユーロも、今年1月ごろには1ユーロ約120円前後だった。協会側は円建てで計算するため、2人の年俸に大きな差はなかった。
ところが4月に入るとアベノミクスの好影響もあって為替市場が活性化し、円安ドル高が加速。その結果、1ユーロは約130円となり、ザッケローニ監督に支払うサラリー額が大幅にアップ。過去最高額だったジーコ監督を抜いて、歴代最高年俸に躍り出たというわけだ。1ユーロ120円ならば年俸180万ユーロで約2億1600万円。1ユーロ130円なら約2億3400万円と支出は増大する。協会は外貨預金を持っているとはいえ、監督だけでなく外国人スタッフやコーチ陣ともユーロ建ての契約だけに、大きな支出を強いられることになるのだ。
2010年10月のザッケローニ監督就任後は1ユーロが100円を下回る時期もあり、これまで支出はかなり抑制できた。それが、これほど急激に円安が進むことは協会にとって大きな誤算。
(この記事の後、1ユーロは140円を突破し、ザッケローニ監督の年俸は約2億5200万円になった。)

One thought on “東スポ

  1. shinichi Post author

    協会困惑「ザック年俸“歴代1位”」

    東スポ

    2013年04月20日

    http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/soccer/133483/

     日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)がついに“歴代1位”となった。日本代表監督の過去最高年俸は2006年ドイツW杯を指揮したジーコ監督(60)の推定2億円とされるが、4月に入ってザッケローニ監督がトップに躍り出たことが判明。しかも、この裏には日本サッカー協会が困惑する“カラクリ”があった――。

     ザッケローニ監督は昨年6月に、ブラジルW杯本番を見据え、契約を延長。推定年俸180万ユーロで更改したが、日本サッカー協会幹部はジーコ元監督との比較について1月にこう明かしていた。「ジーコの年俸額を超えた? うーん、どうだろうな…。監督だけなら現段階でほぼ同じくらい。全体(外国人スタッフを含めたプロ契約のコーチ陣)で考えれば、今の方がずっと高いけど(監督年俸)単体で見ると…。やっぱり為替の差が大きい」

     ザッケローニ監督は母国通貨であるユーロでの支払いだが、ジーコ監督は米ドル契約で推定年俸は180万ドル。就任期間中のレートは1ドル約120円で約2億1600万円。ザッケローニ監督の推定年俸180万ユーロも、今年1月ごろには1ユーロ約120円前後だった。協会側は円建てで計算するため、2人の年俸に大きな差はなかった。

     ところが4月に入るとアベノミクスの好影響もあって為替市場が活性化し、円安ドル高が加速。その結果、1ドルは約100円弱、1ユーロは約130円弱となり、ザッケローニ監督に支払うサラリー額が大幅にアップ。過去最高額だったジーコ監督を抜いて、歴代最高年俸に躍り出たというわけだ。ただ、こうした現状に日本サッカー協会は困惑気味。1ユーロ120円ならば年俸180万ユーロで約2億1600万円。1ユーロ130円なら約2億3000万円と支出は増大する。協会は外貨預金を持っているとはいえ、監督だけでなく外国人スタッフやコーチ陣ともユーロ建ての契約だけに、大きな支出を強いられることになるのだ。

     2010年10月のザッケローニ監督就任後は1ユーロが100円を下回る時期もあり、これまで支出はかなり抑制できた。それが、これほど急激に円安が進むことは協会にとって大きな誤算。日本代表がW杯出場権の獲得を目前に控えており、各種プレミアムを含め、さらなる支出が増大する。為替相場のゆくえが気になっているはずだが…。

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