明るい!?国家公務員

よく「全予算を毎年見直せ」とありますが、事実上不可能です。できるのは、前年の予算がおかしければ修正して、そうでなければそのままにしておくということです。
そうすると「無駄な予算が増えて行くだけではないか」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そこは「シーリング」がありますので、その範囲内しかお金はありませんのでしっかりと削られます。
問題は公共事業など、何年間か継続して行われる事業です。役所では「無駄な予算を削った者を評価する」というシステムがないので、やめることは非常にリスクがあります。
ただ、無駄な事業の削減で、「何でそんな事業を始めたんだ」と非難を浴びるのは「今の」担当者、「立案した」担当者ではないわけです。しかも前の仕事を否定するわけですから、それを否定する明確な根拠が求められます。
また、事業をやめるということは、それが行われるとして生活設計をしていた労働者を路頭に迷わせ、その事業が行われている地域の経済を停滞させることになる場合もあるため、そのあたりの補償や苦情対処なども引き受けねばなりません。
このようなリスクがあるため、一度始めた事業をやめることは、大規模なものであればあるほど難しくなるのです。

2 thoughts on “明るい!?国家公務員

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *