車や家を持つことも、ブランド品やグルメに興じることも、もはや幸福とはなりえないことを知ってしまった今、新しい幸福の物語が始まっている!
- 充実した時間には、2つの種類があります。ひとつは時間を忘れるほど夢中になっている時間です。もうひとつは、将来の夢としっかり結びついたことができている時間で、今はこれをすること以外に思いつくものがなく、他に迷うことがない状態です。人生の大部分の時間をこのような密度の高い時間で満たせる人は、まさに幸福な人でしょう。
- 知っていることが増えたとき、できなかったことができるようになったとき、お金が増えているとき、自分が成長しているのを実感したときなど、人生の手ごたえを感じるとき、わたしたちは、幸福を感じると思います。それが、手ごたえ実感です。
- 自尊心は、自分が生きている幸福の物語を自分で肯定できるかどうかを判定する鍵です。幸福にとって自尊心が大切なのは、同じ状況に置かれていても、その状況を肯定的にとらえるか、否定的にとらえてしまうかによって、その人が幸福かどうかが決まってしまうからです。
- 自分が生きている幸福の物語を、いくら自分が肯定していても、他人から認められなければわたしたちは幸福にはなれないようです。他人から尊敬され、大切な人として扱われることを承認 (acknowledgement) といいます。承認とは、幸福の物語を外側から肯定してくれることで、多くの人の憧れの的になったり、自信を与えてくれたりすることになる幸福の鍵です。
- 裁量の自由は、自分が好きなことを好きなときにできる自由があることで、自分が自分の物語の主人公であるための鍵です。言い換えれば、自分のことを自分で決める権限を持っていることです。裁量の自由で幸福になるためには、何かをやりたいという内発的な動機を持ち続けるエネルギーが不可欠です。
幸福の方程式
by 山田昌弘+電通チームハピネス
(sk)
電通なんかに「なにが幸福か」を言われてしまう日本人。。。