表面上の数字では日本の失業率は低いのですが、実はコレには様々なカラクリがあります。
まず失業率算出の式はこうです。
完全失業者÷労働力人口×100=完全失業率
そして完全失業者の定義はこうなっています。
・15歳以上
・現在仕事をしていない
・求職中である
・仕事があればすぐに就ける
しかしこの条件だけで失業率を算出すれば公表されている数字は跳ね上がります。
そしてここからが件のカラクリですが…
・調査期間中過去一週間以内に求職活動をした者が失業者
・月末一週間に1時間でも働いたら失業者ではない
・アメリカなどでは労働力人口に軍人を含まないが日本では自衛隊を含める
・自営業者や無給の家族従業者も労働力人口に含まれる
つまり仕事を探している人でも雇用調査期間の過去一週間に求職活動しなかった場合は失業者ではなく非労働力人口となり数には含まれない。扱いとしては専業主婦やニートと同じという事になります。そして「月末一週間に1時間でも働いたら…」は、月末の調査期間中に1時間でも働いていれば就業者とみなされ、これも失業者にはならない。さらに、アメリカなどでは軍隊従事者は労働力人口に含まれないが日本の自衛隊は含まれ、自営業者はもちろん、給料を貰っていない家族従業者も労働力人口に含まれるので分母が大きくなり、結果失業率は小さくなります。
失業率の推移とカラクリ
by 株式投資の全て ~KABUZEN~
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ニート…結構いるぞ?