2 thoughts on “情報通信研究機構

  1. shinichi Post author

    こえとらとは…

    by 情報通信研究機構

    National Institute of Information and Communications Technology (NICT)

    http://www.koetra.jp/

    聴障者が健聴者とコミュニケーションする方法としては筆談が一般的ですが、時間がかかる、面倒などの理由で、聴障者が必要な情報を得られないことがあります。

    「こえとら」は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)の研究開発成果である音声認識技術や音声合成技術を活用することにより、スムーズなコミュニケーションを支援します。

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  2. shinichi Post author

    これ1つで安心!聴覚障害者とのコミュニケーションを 円滑にする多機能アプリ
    「こえとら」

    by MIRAIRO

    http://www.mirairo.co.jp/archives/2893

    先日、聴覚障害者とのコミュニケーションについて色々と検索していた所、「こえとら」という音声変換アプリを発見しました。

    音声をテキスト化するドラゴンスピーチや筆談アプリ、また、ビジネスにおけるコミュニケーションにおいてはチャットワークなど聴覚障害者が使えるコミュニケーションアプリはたくさんあります。

    しかし、こえとらは、音声入力、筆談、絵文字など、選択肢をたくさん用意することで、コミュケーションをとることができます。

    今回、アプリを開発している情報通信研究機構 ユニバーサルコミュニケーション研究所にお伺いし、開発の経緯やアプリについてお話をお伺いしましたのでご紹介します。

    1. 聴覚障害者とのコミュニケーションアプリ「こえとら」

    こえとら
    こえとらは、音声認識、音声合成技術を応用した、スマートフォンアプリで、入力した文字を音声で再生したり、音声を文字で表示させることができます。

    ■こえとら

    「こえとら」の主な特徴

    ・聴覚障害者が文字入力した文を合成音声で再生するとともに、健聴者が音声入力した文を文字で表示することで、両者の円滑なコミュニケーションを支援できる。

    ・よく使う文が定型文として登録されており、さらに、利用者自身がよく使う文を追加登録することにより、文字入力の手間を省くことができる。

    ・画面には、文字だけでなく、絵や地図などを使って情報を提示できる。[使用例] -聴覚障害者が場所を尋ねたい時- (文字⇔音声は自動変換される。)
     ①聴覚障害者は、定型文・キーボード入力で質問事項を示す。
     ②健聴者は、音声・地図・手書き・キーボード入力でその質問に答える。

    2.複数の選択肢を提供することで多様なコミュニケーションが可能

    両手に道具
    こえとらは、音声認識、音声合成技術の高さから、音声入力のみに目がいきがちですが、
    一番の大きな特徴は、音声入力以外の複数の選択肢を提供していることです。

    ドラゴンスピーチは、音声を文字化することはできますが、
    筆談をすることはできません。

    こえとらであれば、音声入力だけでなく筆談を行うこともでき、
    また、会話でよく使う定型文が登録されていたり、
    自分で追加をすることもできます。

    複数の選択肢を提供することで、より円滑なコミュニケーションを
    実現
    することが可能になるので、とても便利です。

    3.一通の特別支援学校の先生からのメールがきっかけで開発
    パソコンでメールをうつ画面
    元々、音声認識、翻訳、合成技術の研究をされていた
    ユニバーサルコミュニケーション研究所では、
    多言語音声翻訳アプリ「VoiceTra+」を配信していました。

    ■VoiceTra+

    この多言語翻訳アプリの音声認識技術の完成度の高さに注目した
    熊本聾学校の先生が関心を持ち、うまく応用すれば、
    聴覚障害者とのコミュニケーションに役立つのではないかと
    ご提案があり開発がスタートしたそうです。

    早速案を頂いて開発し、プロトタイプを作成され、
    聾学校の生徒に使ってもらいながら、今も改良が続けられています。

    現在では、熊本聾学校や大分県立聾学校、
    また、障害者雇用をされている企業でも導入されています。

    4.将来は電車のアナウンスをテキスト化
    電車
    今現在、日常会話であれば、8割~9割の精度で
    音声を認識することができますが、はっきりと発音する必要があったり、
    雑音が入ると認識しづらかったりします。

    数年以内には、テレビで読み上げている番組での会話やニュースをはじめ、
    電車のアナウンスを音声認識させ、テキスト化できるようにしたいと話をされていました。

    電車のアナウンスを音声認識できる精度が実現できれば、
    聴覚障害者がいざという時に情報を得られないなんてことを減らすことができます。

    いかがでしたでしょうか。
    今回は、聴覚障害者とのコミュニケーションアプリ
    「こえとら」についてご紹介させて頂きました。

    音声認識の技術はまだまだ完璧ではありませんが、
    日々聴覚障害者の利用者の声をもとに改良が加えられています。

    今後も、こえとらのアプリの改良には注目です。

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