斎藤は多くの教科書を執筆し日本の学校英語を形成したが、特筆すべきは辞書・文法書の編纂である。代表的なものとして、文法書『Practical English Grammar』(1898年-1899年、当初は、4巻本、後、1巻本)や前置詞の網羅的研究である『Monograph on Prepositions』、そして、辞典『熟語本位英和中辞典』(1915年)、『携帯英和辞典』(1925年4月)、『斎藤和英大辞典』(1928年6月)などがある(この他未完であるが『斎藤英和大辞典』が原稿復刻版として存在する。原稿は 「H 」 の項まで)。
斎藤和英大辞典
by 斎藤秀三郎
斎藤は多くの教科書を執筆し日本の学校英語を形成したが、特筆すべきは辞書・文法書の編纂である。代表的なものとして、文法書『Practical English Grammar』(1898年-1899年、当初は、4巻本、後、1巻本)や前置詞の網羅的研究である『Monograph on Prepositions』、そして、辞典『熟語本位英和中辞典』(1915年)、『携帯英和辞典』(1925年4月)、『斎藤和英大辞典』(1928年6月)などがある(この他未完であるが『斎藤英和大辞典』が原稿復刻版として存在する。原稿は 「H 」 の項まで)。
(sk)
斎藤秀三郎という人は、英語の専門家なのに、極めて日本人的な考え方をする。
そういう人が作り上げた文法をもとに英語を教えられても、英語は上達しない。
The beauty of art is inferior to the beauty of nature. という文章も、例外ではない。
日本的な考えを英語で綴っても、それは英語ではない。