堤清二

都市というものは路地裏のような非合理的なものがないと人が寄り付かない。

自分が推進してきたのはこうした猥雑な都市を造ることだったのだろうか。

文化は事業になっても、芸術は事業にならない。

人間性に根ざし、より人間的であろうと、願う意志に基づかないレジャーは、消滅してゆくだろう。

堕落をもたらすものは思考の単一化です。日本でも国益より省益、省益より部門益を求めて突き進むのは、受験勉強一本やりで高級官僚になった人たちです。民間のサラリーマンもその相似形であることには変わりありません。

One thought on “堤清二

  1. shinichi Post author

    1960年代のはじめから小売・流通・ファッションといったビジネスの中にいた私は、自分が推進してきたのはこうした猥雑な都市を造ることだったのだろうかとい不安に捉われない訳にはいかなかった。

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