春木良且 2 Replies はじめに I 情報を扱う技術 1 情報とは 2 情報を計測するには 3 情報を扱う機械の原理 4 ネットワークという技術 II 情報の力と社会 1 世界を変えた1ビット ――ワーテルロー・スクープと情報 2 情報を扱うビジネス 3 社会を支えるコンピュータの力 4 情報システムの力 III 情報が世界を動かす 1 政治宣伝という情報 2 ゆがんでいく情報 IV 情報の消費者として
shinichi Post author06/02/2016 at 9:39 am 情報って何だろう by 春木良且 岩波ジュニア新書 岩波書店 https://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0401/500457.html 中学校の技術,高校の教科として「情報」が加わっています.学校では,主にコンピュータなどの情報処理技術について学びますが,いったいこの〈情報〉とはそもそもナニモノなのでしょうか? 著者の春木先生は,「情報は目に見えない〈力〉」だと説明しています.情報を持つ者が優位にたち,また情報をめぐってさまざまな産業が発達してきました.この本では,情報技術をベースに,さらに,「一番小さい情報とは?」「300年後に実用化された2進法!」「なぜA航空会社が座席予約システムで成功したのか」「ピースサインが消された映画ポスター」など,面白いエピソードを紹介しながら,さまざまな方向から〈情報〉が持つ力に迫っていきます. ともすれば,情報=現代社会のものと思われがちですが,はたして本当にそうなのでしょうか.社会で生きる私たちが,きちんと〈情報〉とつきあっていくためのヒントになる1冊です. (編集部 堀内まゆみ) Reply ↓
shinichi Post author06/02/2016 at 9:52 am (sk) 私が書いた「情報」と、似ているようで、似ていない。なぜそう感じたのかを、ちょっと深く考えてみた。 そうしたら、Critical Thinking があるかないかの違いだと気づいた。 私が考える情報リテラシーのベースは Critical Thinking。「春木先生」の教科書のベースは、なんだかんだいっても情報技術。その違いが大きいのではないか。 それに、表紙のデザインは「情報」ではなく、「データ」。情報技術を基本にすると、データ、情報、知識という基本的なことさえもが、すべて曖昧になってしまう。 「春木先生」の教科書は、他の教科書よりはずっといい。ただ、どちらがいいとか悪いとかではなく、私の「情報」とはベースが違う。 それでも、「春木先生」の教科書を「情報」を出版する前に読んでおきたかったと思った。そして、「春木先生」が教科書の枠の外で書く文章を読んでみたいとも思った。 それはそうと、私のところにも教科書執筆の依頼がこないかなあ。絶対こないだろうけれど。。。 Reply ↓
情報って何だろう
by 春木良且
岩波ジュニア新書
岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/hensyu/jr/toku/0401/500457.html
中学校の技術,高校の教科として「情報」が加わっています.学校では,主にコンピュータなどの情報処理技術について学びますが,いったいこの〈情報〉とはそもそもナニモノなのでしょうか?
著者の春木先生は,「情報は目に見えない〈力〉」だと説明しています.情報を持つ者が優位にたち,また情報をめぐってさまざまな産業が発達してきました.この本では,情報技術をベースに,さらに,「一番小さい情報とは?」「300年後に実用化された2進法!」「なぜA航空会社が座席予約システムで成功したのか」「ピースサインが消された映画ポスター」など,面白いエピソードを紹介しながら,さまざまな方向から〈情報〉が持つ力に迫っていきます.
ともすれば,情報=現代社会のものと思われがちですが,はたして本当にそうなのでしょうか.社会で生きる私たちが,きちんと〈情報〉とつきあっていくためのヒントになる1冊です.
(編集部 堀内まゆみ)
(sk)
私が書いた「情報」と、似ているようで、似ていない。なぜそう感じたのかを、ちょっと深く考えてみた。
そうしたら、Critical Thinking があるかないかの違いだと気づいた。
私が考える情報リテラシーのベースは Critical Thinking。「春木先生」の教科書のベースは、なんだかんだいっても情報技術。その違いが大きいのではないか。
それに、表紙のデザインは「情報」ではなく、「データ」。情報技術を基本にすると、データ、情報、知識という基本的なことさえもが、すべて曖昧になってしまう。
「春木先生」の教科書は、他の教科書よりはずっといい。ただ、どちらがいいとか悪いとかではなく、私の「情報」とはベースが違う。
それでも、「春木先生」の教科書を「情報」を出版する前に読んでおきたかったと思った。そして、「春木先生」が教科書の枠の外で書く文章を読んでみたいとも思った。
それはそうと、私のところにも教科書執筆の依頼がこないかなあ。絶対こないだろうけれど。。。