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生成色(きなりいろ)とは、無染色無漂白の布地の色を指す、ごく淡い灰色がかった黄褐色。別名エクリュ、エクリュベージュ。
明治以降に、エクリュの訳語として登場した色名で日本の伝統色名ではない。
伝統色で似た色味のものには、白茶(淡い褐色)、鳥の子色(鶏の卵殻の色)などがある。
青木玉の随筆『幸田文の箪笥の引き出し』には、幸田露伴の愛用した生成色の寝巻を娘の幸田文が朽葉色と表現していたとある。

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  1. shinichi Post author

    ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

    生成り
    きなり
    ecru/’ecru(仏)
    染色あるいは漂白される前の,天然繊維の色。未ざらしの麻の色で,ベージュ,オフホワイト,明るい黄褐色などがある。素朴な感じに人気がある。

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    デジタル大辞泉の解説

    き‐なり【生成り】
    1 糸や布地の漂白していないもの。また、その色。→生成り色
    2 生地のままで、飾り気のないこと。
    「敦樸は厚淳朴なるぞ。其まま―なを云ふぞ、飾らぬぞ」〈蒙求抄・二〉

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  2. shinichi Post author

    生成(きなり)について

    MUJI 無印良品

    https://www.muji.net/mt/contact/more/014570.html

    1.生成(きなり)とは
    糸や布地を晒(さら)さない(無漂白)ものを言い、色の名前ではございません。

    2.無印良品で、なぜ「生成」を使うのか
    a)素材本来の色合いが楽しめます。
    b)漂白や染色工程がないので環境汚染が少なく済みます。
    c)漂白、染色工程がないので、その分のコスト削減ができます。

    3.「生成」の特徴とは
    生成りの糸(生地)には夾雑物(天然の色素く、油脂分、植物の破片等)が残っております。
    a)「色素」について
    原料の産地、収穫時期、保存環境によって微妙に異なり、糸や生地もそれに準じます。そして、光(自然、人工問わず)によって白く退色します。また、その色素は洗濯を繰り返す事により夾雑物が次第に薄れて、白色に近づいてゆきます。生地表面に見られる黒いツブツブは植物の破片(綿では綿実、綿糟と称する)であり、生成を作る上では避けられず、逆に特有の見た目を形成しております。
    b)「臭気」について
    精錬(漂白等)していない分、臭いも特有なものがそのまま残っております。産地、水分、夾雑物の中の有機的な成分がその臭いの元です。これは湿度が高いと感じやすいですし、逆に低ければ感じ難いようです。臭いも色素と同様に洗濯を繰り返す事により次第に薄れていきます。

    4.「生成」のデメリットは
    「3」は特徴でもあり、捉え方によってはデメリットとも考えられます。
    a)毛細管現象によるシミについて(→「生成り製品の毛細管現象について」へ)
    水に濡れ、乾燥する際に色素が水分と共に生地表面へと移動し、乾燥後には移動した色素だけが生地表面に残ってシミを作ってしまいます。(生成の色素の凝縮されたものなので茶系、黄系のシミです)このシミも洗濯を繰り返す事で次第に薄くなります。この現象は寝装カバーで使うような細い糸を使用した薄い生地よりも、リビングカバーやラグなどで使われている太い糸の厚い生地の方が起こりやすく、夾雑物の量と乾燥の速さが関係しています。
    また、素材でも綿より麻のような色素が濃いほうが起こりやすいようです。毛細管現象は水洗いの洗濯時でも起こります。
    b)水洗いの際の洗剤蛍光増白剤の入った洗剤の使用は好ましくありません。
    (→「蛍光増白剤入り洗剤とは何ですか?」へ)
    使用すると、洗濯を繰り返すことで白色に近づくだけでなく、蛍光増白剤が付着し青白く染まってしまいより自然な色素を損なう事になります。
    c)精錬をされていない分、夾雑物内に残った有機物的な物質はある意味栄養素であり、湿った状態で放置しておくと(精錬加工したものと比べると)カビが発生しやすいのも事実です。
    d)夾雑物が原因で使用初期は(精錬加工をしたものと比べると)吸水性が悪いが、洗濯の繰り返しにより次第によくなります。

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  3. shinichi Post author

    キナリノ

    https://kinarino.jp/about

    “キナリノ”=生成りの。
    生成りとは、シンプルで色が付いていない素材そのもののこと。

    キナリノは、「暮らしを素敵に丁寧に。」をテーマにした
    ライフスタイルメディアです。

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