善と悪

霊の世界は善
物質の世界は悪

精神は善
肉体は悪

理想的目標に沿った行いが善
動物的本能に沿った行いが悪

宗教が善悪を定め
権力が善悪を決める

法律が善悪を定め
裁判が善悪を決める

でも結局は みんなにとって望ましいことが善で
望ましくないことが悪だということになって
善悪の境は揺れる

無知は悪というけれど
人はいつも無知だから
法律は善を定められず
裁判は善悪を決められない

ルール・オブ・ローというけれど
法律が完璧だとは誰も思っていない
悪法も法だといって
従っているなんていやだ

権力が悪だといって
権力に逆らえば酷い目にあう
そういう基本が変わることは
ほとんどない

善悪ほど頼りないものはない
法律ほどいい加減なものはない

僕が善いか悪いかは
僕が決める
いや
君が決める

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