オルダス・ハクスリー

「要するにきみは」とムスタファ・モンドは言った。
「不幸になる権利を要求しているわけだ」
「ああ、それでけっこう」
ジョンは挑むように言った。
「僕は不幸になる権利を要求しているんです」

1 thought on “オルダス・ハクスリー

  1. shinichi Post author

    Aldous Huxley
    http://www.kushima.org/?p=65549
    http://www.kushima.org/?p=17883
    http://www.kushima.org/?p=7749

    Brave New World
    by Aldous Huxley
    (1932)
    https://en.wikipedia.org/wiki/Brave_New_World

    26世紀ロンドン(フォード紀元632年)、資本主義と科学によって輝かしい発展を遂げた人類は、幾度かの激しい紛争を経て、ようやく安定した社会を築き上げていた。遺伝子の選別と胎児の工場生産で構成する合理的な階級制度、手軽に多幸感をもたらす快楽薬ソーマの配給、そして幼少期からのフリーセックスの奨励……生産と消費のサイクルの中に生きる意味を(睡眠学習で)与えられ、誰も人生に不満を抱かない社会。「家族」は汚く卑猥な関係とされ、神は大量生産の始祖「フォード様」にとって代わられていて、人々は幸せに暮らしている。しかし、何の問題もないように思えるこの世界においても、そのあり方に疑問を持つ人々がいた。それはひょんなことから劣等感を抱えてしまった男、あるいは優秀すぎる男、そして未開社会からやってきた「野蛮人」だった。そして、騒動を巻き起こす彼らを呼びつけた「世界統制官」は、驚くべき真実を語るのであった……

    **

    たった34階しかない、ずんぐりした灰色のビル。正面玄関の上には、『中央ロンドン孵化条件づけセンター』の文字と、盾(たて)のかたちのマーク。盾の中には、共生(コミュニティ)、個性(アイデンティティ)、安定(スタビリティ)という、世界国家のスローガンが記されている。

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