坂根直樹

人間の身体の2割前後は、脂肪でできています。例えば、体重70kgで体脂肪率20%の人なら、体脂肪量は14kgあるという計算になります。その中で大半を占めるのが、皮下にある皮下脂肪です。一方の内臓脂肪は、肝臓などの周りにべったりとついているようなイメージがありますが、実際は胃や腸の周りにある大網脂肪や腸間膜脂肪がその代表です。女性は皮下脂肪が多く、男性は内臓脂肪がつきやすいことがわかっています。
生活習慣病と強く関連しているのは「内臓脂肪」です。内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて1個の脂肪細胞の大きさが小さく、代謝活性が高いことがわかっています。胃や腸と直結しているために、門脈を通じて肝臓に糖分や遊離脂肪酸などのエネルギーを送ることができるので、エネルギーの出し入れがしやすいのです。 そのため、内臓脂肪は食べ過ぎによって増えやすくなっています。食事を制限した場合はその逆で、まず内臓脂肪から消費されます。預金に例えると、内臓脂肪=普通預金、皮下脂肪=定期預金ということになります。

2 thoughts on “坂根直樹

  1. shinichi Post author

    vol.141 皮下脂肪と内臓脂肪の違いはなんでしょうか?生活習慣病に関係があるのはどちらの脂肪なのでしょうか。

    坂根直樹

    https://www.healthcare.omron.co.jp/resource/column/qa/141.html

    人間の身体の2割前後は、脂肪でできています。例えば、体重70kgで体脂肪率20%の人なら、体脂肪量は14kgあるという計算になります。その中で大半を占めるのが、皮下にある皮下脂肪です。一方の内臓脂肪は、肝臓などの周りにべったりとついているようなイメージがありますが、実際は胃や腸の周りにある大網脂肪や腸間膜脂肪がその代表です。女性は皮下脂肪が多く、男性は内臓脂肪がつきやすいことがわかっています。

    生活習慣病と強く関連しているのは「内臓脂肪」です。内臓脂肪は、皮下脂肪に比べて1個の脂肪細胞の大きさが小さく、代謝活性が高いことがわかっています。胃や腸と直結しているために、門脈を通じて肝臓に糖分や遊離脂肪酸などのエネルギーを送ることができるので、エネルギーの出し入れがしやすいのです。 そのため、内臓脂肪は食べ過ぎによって増えやすくなっています。食事を制限した場合はその逆で、まず内臓脂肪から消費されます。預金に例えると、内臓脂肪=普通預金、皮下脂肪=定期預金ということになります。

    内臓脂肪の量は、日本では一般的には腹部CTスキャンを用いて測定されます。内臓脂肪面積、つまり身体の断面積に占める脂肪の面積が100cm2を超えると内臓脂肪型肥満となります。これは、体積に換算すると3kg程度の内臓脂肪が蓄積していると考えればわかりやすいでしょう。ウエスト周囲径でいうと、男性なら85cm、女性なら90cmが内臓脂肪面積100cm2に相当します。しかし、ウエスト周囲径だけでは皮下脂肪が多いのか、内臓脂肪が多いのかの区別はつきません。腹部CTスキャンなら皮下脂肪と内臓脂肪を区別することができますが、腹部CTスキャンには被曝という問題があるため、繰り返しの測定が困難でした。そこで最近では、腹部生体インピーダンス法という方法で簡単に測定することができるようになっています。

    一方の皮下脂肪は、外部からの圧力に対するクッション、また寒さ対策の役割を担っています。ただし、皮下脂肪が異常に増えると見た目だけでなく、膝や腰など整形外科的疾患のリスクが高まります。皮下脂肪を減らすために、食事療法や運動療法は辛いからと脂肪吸引術を試みる人がいますが、脂肪吸引術では内臓脂肪の量は変わらないため、糖尿病や脂質異常症などの改善は期待できません。それどころか、脂肪吸引術は皮下脂肪の量を減らしてしまうため、よけいに内臓脂肪が増えてしまう可能性もあります。

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  2. shinichi Post author

    内臓脂肪面積を安全・簡単に正確に算出する 世界初インピーダンス法による医療用内臓脂肪測定装置 オムロン 内臓脂肪測定装置 HDS-2000 DUALSCAN(デュアルスキャン)

    https://www.omron.com/jp/ja/news/2011/05/h0517.html

    デュアルインピーダンス法により、X線CTと相関が高く安全に内臓脂肪面積を算出

    腹部には、表皮に近い部分に皮下脂肪、その下に脂肪以外の筋肉や臓器(除脂肪)、内臓の周りに内臓脂肪が付着しています。

    デュアルインピーダンス法では、両手から両足に微弱な電流を流し、腹部でインピーダンスを測定することにより除脂肪面積を算出するとともに、腹部の表皮から微弱な電流を流し、腹部でインピーダンスを測定することにより腹部皮下脂肪面積を算出します。

    事前に「腹部測定ユニット」で算出した腹部全断面積から除脂肪面積と皮下脂肪面積を引くことで、内臓脂肪面積を算出します。

    2つの経路から電流を流すことで内臓脂肪と腹部皮下脂肪を識別することを実現したことにより、X線CTと相関の高い内臓脂肪面積の算出が可能になりました。
     
     
    検査結果は、わかりやすいレポートで出力

    検査結果は、専用シートにその場で出力されます。
     

     
    内臓脂肪面積が数値で分かるほか、内臓脂肪面積が内臓脂肪型肥満の基準である100cm²より多いか少ないかが視覚的にひと目で分かるグラフで表示したり、腹部の状態を断面イメージ図で表示するので、受診者に内臓脂肪の蓄積状況を分かりやすく説明することができます。
    また、内臓脂肪面積の変化もグラフで分かります。

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