2 thoughts on “小林薫

  1. shinichi Post author

    もっと単純でいいんじゃないかな、このお茶漬けみたいに

    自分が本気で惚れた女を、安く見るもんじゃないよ

    うちののれんくぐるんだったら、肩書きなんて置いてきな

    取り返しがつかないってのは、なにもしねえで嘆いているやつの、言い訳じゃねえのか。

    やっちまったことを、なかったことにはできねえよ。大事なのは、そのあとどうするかだ。

    あんたが、会う、会わないを決めるんじゃない。あんたに会いたがってる相手が決めるんだよ。

    人々が家路へと急ぐ頃、俺の一日は始まる。営業時間は夜12時から朝7時頃まで。人は深夜食堂って言ってるよ。

    あいよ。待たせたね。

    食べたいものがあったら何でも言ってよ。

    できるもんなら、なんでも作るよ。

    あんたの人生、あんただけのものじゃないんだよ。

    こんな商売をしていると、今日はクリームシチューが売れると分かる。

    あの娘はちゃんとサヨナラを言いに来たんだ。 そんな女に惚れられたってこと、誇りに思っていいんじゃないのかい。

    全部なくしたつもりで、最後まで残っちまったものがマンガだったんじゃないのかい?

    簡単に人を見限るなんて、俺はイヤだね。

    こういう音色のように生きなきゃいけないよ。

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