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  1. shinichi Post author

    驚異的な跳躍力、ネシリがヘディングで決勝弾…モロッコがアフリカ勢初の4強進出

    by 平沢祐

    https://www.yomiuri.co.jp/sports/soccer/worldcup/20221212-OYT1T50007/

     サッカーのFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会は10日(日本時間11日)、準々決勝が行われ、世界ランキング22位のモロッコ代表が1―0で同9位のポルトガル代表を破り、初の準決勝進出を果たした。アフリカ勢の4強入りは初めて。

     歓声と拍手、指笛が入り交じった轟音ごうおんが、またも歴史を変えた選手に降り注いだ。モロッコが準決勝進出。アフリカ勢としても初めての4強入りだ。

     快挙を引き寄せたのはネシリ。42分、左サイドから山なりのクロスが上がる。落下点でタイミングを合わせようとしていた相手DFをあざ笑うかのように跳び上がり、ボールが落ちきる前に頭でさらった。腕を伸ばしたGKをも上回る驚異的な高さからボールをたたきつけての先制点。1メートル88の長身に、抜群の跳躍力。ネシリにしかできないゴールだった。

     地元メディアによると、ネシリは国王の名を冠したモロッコのアカデミー出身者だ。周囲からは、今大会のメンバー入りにも懐疑的な声が上がっていたというストライカー。批判される度にかばってきたレグラギ監督は、「ずっと彼を信じていた。とても重要なゴールを決めてくれて、誇りに思う」と賛辞を惜しまなかった。

     指揮官はこうも言った。「我々に勝つのは非常に難しい。これが、次に対戦する相手へのメッセージだ」。強烈な宣戦布告も、今や決して強がりには聞こえない。

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