空間も時間も不連続

空間や時間は はじめからそこにあるわけでない
空間にも時間にも 最小単位があり 飛び飛びの値をとる
ミクロのノードとリンクが集まって作られる大規模なスピン・ネットワーク
それをマクロで見ると 連続した空間に見える
スピン・ネットワークで表される空間の変化が力の媒介や素粒子の存在を示し
そこに時間を加えたものがディスクリートに変化するスピン・フォーム
前と後の時間の差が 積もり積もって人が感じる時間になる
人が時間の流れを感じたとしても
ミクロの世界で見える時間や
マクロの世界で見える時間には
そんな流れはないのかもしれない
私たちの時間の捉え方だけが すべてではない
もっと違う捉え方があってもいいのではないか
映画館でのフィルムは24コマ/秒で上映されている
1コマは2回連続して投影されているから
スクリーンは1秒間に48回明滅している
私たちの世界が 10の43乗コマ/秒で上映されているのなら
それは連続とはいえないのだけれど
私たちには連続したものとして見えている

量子力学を理解する人がいなければ
私たちが
半導体をはじめとするコンピュータ技術を
手にすることはなかった
そしてコンピュータ技術の未来は
量子力学にかかっている
そんなことがよく言われている
でも
量子力学ははたしてその程度のものなか
量子力学はもっともっと素晴らしいものなのではないか
量子力学は私たちの環境の理解に大きな変化をもたらし
私たちの現実の捉え方をゆさぶるのではないか
まだそれがどういうものか はっきりしていない
ただそれは
空間や時間の役割を変えるものなのではないか
そんなことが
ぼんやり見えてきている
いまは
そんな時なのではないか
10年以上前に話題になった loop quantum gravity や
いまやメインストリームになっている superstring theory を超えた
もっとキラキラした なにか が出てくるのを
一部の人たちが固唾をのんで待っている
そんなワクワクする状況なのではないか
その なにか が出てきたらみんなが飛びつくに違いない
そんな なにか が出てくるといい

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