One thought on “川合玉堂

  1. shinichi Post author

    月天心

    by 川合玉堂 (1873 – 1957)

    (sk)

    月天心。画集に載ってはいても、展覧会には出てこない。

    個人コレクション。誰が持っているのやら。

    月天心といいながら、絵のなかに月は描かれていない。人もいない。

    この人里は月に抱かれ、暖かく静まり返っている。

    自然は厳しいものだけれど、人は自然のなかにいてこその人なのだと、
    この絵を見ながら思った。

    自然のなかにいるのが自然なのだ。

    ___

    月天心は、最晩年、1954年の作品。80才を過ぎて、なお上手くなり続ける。

    「荒海(1944年)」や「早乙女(1945年)」も、70才を過ぎてからの作品。

    何才になっても、医療とか介護とかではない生活を送ることができるのだ。

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