井上和生

古民家再生をライフワークとする村上満氏によりますと、昔の建物は、「完成すると崩れる」というジンクスがあり、その為、建物のどこかに「未完成」の部分を残しておくそうです。
「和(なごみ)」の再生に携わった今は亡き棟梁は、この「未完成」の部分を洗面台に残してくれました。下記の写真の様に、洗面台の木造作が、墨つぼの跡そのまま残されております。私はこの未完成の洗面台が、何とも言えず気に入っております。
又、屋根の塗装工事も途中の様に見えますが、この吊り下げ足場やペンキの缶が、外装の一部として調和しているようで、あえてこのままにしておいて頂ける様、お願いしました。
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