日刊スポーツ

Hatsugai7東京・歌舞伎町のバッティングセンターにホームラン王と呼ばれる女性がいる。初谷純代さん(41)は昨年3月に月間52本塁打の同センター記録を達成。06年から通算1600本以上打った。目標は1カ月61本塁打。
深夜0時過ぎ、初谷さんは歌舞伎町2丁目の「新宿バッティングセンター」で黙々と打ち込んでいた。長い髪を束ねて打撃用のグローブを両手に着用。身長153センチと小柄だが、小気味よく鋭い打球を打ち返した。バッティングセンターには、打ち返す方向のネットに合計7枚のホームランの的(約30センチ四方)が設置されている。球速90キロのボックスが指定席だ。
バッティングセンターによると、初谷さんが今年放ったホームランは189本(11月末まで)。通算1632本(同)となった。昨年3月には月間52本塁打の大記録を樹立。16カ月連続で月間本塁打王に輝いたこともあるという。
打力アップのために毎日ジムに通って懸垂もしている。昨年3月に月間52本の記録を更新したときは、バッターボックスでうれしさのあまり涙を流した。ホームランを打つ一方で、理想の打球を打つことを目標にしている。「良い音が響いて、弾道の低くて速い打球のライナーが打ちたいんですよ」。理想の1発は1日1本出れば御の字だという。人生は甘くないと言い聞かせる。

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