shinichi Post author01/06/2015 at 11:49 pm 自分本位の出版の難しさ by chowd 「自分本位の出版」のヒントらしきものを得た「ような」気がするが、「自分の出版社」は、「自費出版」なのか「共同出版」なのか「明確」でなく、「悪意」に解釈すると、「自費出版」の名を借りた「共同出版」なのではないのか? それは、一切の「経費」は、「自分の出版(著者)」が「出資」し、「流通」は「手助けをする」と言っても、「あらゆるコマーシャル」の「経費の出資」も「自分の出版(著者)」が出して、挙句の果ては、「自分の出版」の「著作(本)」が、「店頭」に並べられるどうかは、「書店(の店員)」任せと言うのでは、「無責任」の非は免れないだろう。 「自分本位の出版」を目指すほどの「真摯なる著者」は、単に、「売らんがための本」ではなく、「売ってほしい本」を「出版」したいがためなのである。 すなわち、「心血」を注いで書き上げた「己の著書(本)」が、「いかなる基準」で、「審査」されて、「世に出るかでないか」を「出版社」に決められることに甘んじられないからである。 つまり、「心血」を注いで書き上げた「己の著書(本)」を「己と志」を同じくする「読者」に訴えたいからである。 Reply ↓
shinichi Post author01/06/2015 at 11:51 pm 「自費出版」のその前に。 by カメ トップ もしかすると、本書の読者の中には、自費出版で痛い目を見た人がいるのかもしれない。 或いは、自費出版も視野に入れながら、自分の企画の出版しようと試みている人なのかもしれない。 ともあれ、本書の内容を、簡単にまとめると、 “本を出版し、書店に置いてもらう為には、取次口座を持った出版社でなければいけない。但し、取次口座を持つ『書籍販売代行』サービスを利用する事で、自分で立ち上げた出版社から、一般流通に乗る本を出す事が出来る。” という事になろう。 つまり、本書の出版社であるところの、出版文化社の「書籍販売代行サービス」を利用して下さいね、という事である。 本書は全179ページなのだが、実は、「自ら出版社を名乗ってしまえば良いのです」という、本書のキモとなる話題は、151ページからとなっている。その方法は上記の通り。 それ以前には何が書かれているのか、というと、現在の出版業界の趨勢や、自費出版を含めた出版形態の比較、そして、「書籍ができるまで」「出版流通のしくみ」の解説になっている。 この「書籍ができるまで」「出版流通のしくみ」の章が、抜群に面白いのだ。 多分、ここまで、本が出来るまでの、過程や仕組みを詳細に書いた本は他にはないのではないだろうか? 最終的に自費出版の道を選んだとしても、こうした仕組みを知っているのと、知らないのとでは雲泥の差がある。 商業出版(普通に流通している本)、自費出版、そして自らが発行元になるという、それぞれのケースの長所・短所、印税の相場などが分かるからだ。 もし、自費出版を考えている人がいたならば、是非、本書を読んで、そのリスクや、印税の相場、著者が作品に対してどれだけタッチ出来るか、を確認してから、最終的な決断をして欲しい。 本書の核心部分は、先にまとめた通りで、「書籍販売代行サービスを利用しよう」という、短いもので、そのサービスが何をどこまでやってくれるのか? どの程度費用が掛かるのか? などの情報は欲しいと感じた。 だが、しかし、あまり一般に知られる事のない「書籍ができるまで」「出版流通のしくみ」を、丁寧に解説してくれており、それだけでも一読の価値はある。 最終的に、出版社に企画を持ち込むも良し、自費出版を選ぶも良し、そして、本書の提案する、書籍販売代行サービスを利用するも良し、なのだが、是非、その前に、本書で「本というものが、どうやって作られ、どうやって書店に流通するのか」を知っておきたい。 どの出版形態を選ぶにせよ、それを知る事は大きなアドバンテージになるからだ。特に自費出版を考えている人は、絶対に本書を読んで欲しいと感じた。 Reply ↓
本は自分の出版社からだす。プラス
by 浅田厚志, 出版文化社共同出版事業部
自分本位の出版の難しさ
by chowd
「自分本位の出版」のヒントらしきものを得た「ような」気がするが、「自分の出版社」は、「自費出版」なのか「共同出版」なのか「明確」でなく、「悪意」に解釈すると、「自費出版」の名を借りた「共同出版」なのではないのか?
それは、一切の「経費」は、「自分の出版(著者)」が「出資」し、「流通」は「手助けをする」と言っても、「あらゆるコマーシャル」の「経費の出資」も「自分の出版(著者)」が出して、挙句の果ては、「自分の出版」の「著作(本)」が、「店頭」に並べられるどうかは、「書店(の店員)」任せと言うのでは、「無責任」の非は免れないだろう。
「自分本位の出版」を目指すほどの「真摯なる著者」は、単に、「売らんがための本」ではなく、「売ってほしい本」を「出版」したいがためなのである。
すなわち、「心血」を注いで書き上げた「己の著書(本)」が、「いかなる基準」で、「審査」されて、「世に出るかでないか」を「出版社」に決められることに甘んじられないからである。
つまり、「心血」を注いで書き上げた「己の著書(本)」を「己と志」を同じくする「読者」に訴えたいからである。
「自費出版」のその前に。
by カメ トップ
もしかすると、本書の読者の中には、自費出版で痛い目を見た人がいるのかもしれない。
或いは、自費出版も視野に入れながら、自分の企画の出版しようと試みている人なのかもしれない。
ともあれ、本書の内容を、簡単にまとめると、
“本を出版し、書店に置いてもらう為には、取次口座を持った出版社でなければいけない。但し、取次口座を持つ『書籍販売代行』サービスを利用する事で、自分で立ち上げた出版社から、一般流通に乗る本を出す事が出来る。”
という事になろう。
つまり、本書の出版社であるところの、出版文化社の「書籍販売代行サービス」を利用して下さいね、という事である。
本書は全179ページなのだが、実は、「自ら出版社を名乗ってしまえば良いのです」という、本書のキモとなる話題は、151ページからとなっている。その方法は上記の通り。
それ以前には何が書かれているのか、というと、現在の出版業界の趨勢や、自費出版を含めた出版形態の比較、そして、「書籍ができるまで」「出版流通のしくみ」の解説になっている。
この「書籍ができるまで」「出版流通のしくみ」の章が、抜群に面白いのだ。
多分、ここまで、本が出来るまでの、過程や仕組みを詳細に書いた本は他にはないのではないだろうか?
最終的に自費出版の道を選んだとしても、こうした仕組みを知っているのと、知らないのとでは雲泥の差がある。
商業出版(普通に流通している本)、自費出版、そして自らが発行元になるという、それぞれのケースの長所・短所、印税の相場などが分かるからだ。
もし、自費出版を考えている人がいたならば、是非、本書を読んで、そのリスクや、印税の相場、著者が作品に対してどれだけタッチ出来るか、を確認してから、最終的な決断をして欲しい。
本書の核心部分は、先にまとめた通りで、「書籍販売代行サービスを利用しよう」という、短いもので、そのサービスが何をどこまでやってくれるのか? どの程度費用が掛かるのか? などの情報は欲しいと感じた。
だが、しかし、あまり一般に知られる事のない「書籍ができるまで」「出版流通のしくみ」を、丁寧に解説してくれており、それだけでも一読の価値はある。
最終的に、出版社に企画を持ち込むも良し、自費出版を選ぶも良し、そして、本書の提案する、書籍販売代行サービスを利用するも良し、なのだが、是非、その前に、本書で「本というものが、どうやって作られ、どうやって書店に流通するのか」を知っておきたい。
どの出版形態を選ぶにせよ、それを知る事は大きなアドバンテージになるからだ。特に自費出版を考えている人は、絶対に本書を読んで欲しいと感じた。