まるで夢のような朝だった
必要ないものはすべて存在しなかった
私はただ
自分の存在と共にあり
あらゆるものが
美しく輝いていた
世界が変わったのではない
ふと私が変わったのである
ただそれだけのこと
何の理由もいらない
私が変わるということ
まるで夢のような朝だった
必要ないものはすべて存在しなかった
私はただ
自分の存在と共にあり
あらゆるものが
美しく輝いていた
世界が変わったのではない
ふと私が変わったのである
ただそれだけのこと
何の理由もいらない
私が変わるということ
水のはじける音
by 二十五歳の女性
産経新聞「朝の詩」