アーロン ランゲージ サービス

あるスウェーデン映画の日本語訳に翻訳チェッカーとして携わったとき、日本語で書かれた監督や役者の名前をみてとても残念に思ったことがあります。スウェーデン映画の場合、最初にスウェーデン語から英語に翻訳されたものがあり、それを日本で上映するために英語から日本語に翻訳されるというパターンが一般のようです。そのためか、スウェーデン映画にもかかわらず、名前が英語読み・発音で日本語に書き直されていることがあります。また逆のケースでは、あまりにもスウェーデン語の読み・発音にこだわりすぎて、日本語で書かれた名前が日本語ではとても発音しづらくなってしまっているものもよくみられます。この場合は、スウェーデン語翻訳をされる方が発音によっては多少の柔軟性があることをご存知ないためだと思われます。前述の二つのケースよりさらに残念なのは、スウェーデン語の読み・発音とは違った日本語に書き直されているものです。実際、スウェーデン語翻訳をするにあたりさまざまなWebサイトを拝見させていただきますが、正式な機関のものをみても固有名詞の日本語読みに関してはそれぞれ多少違いがみられることもあります。また、インターネットで検索しても日本語読みがないものも多々ありますし、さらに残念なことにさまざまな団体 ・ 個人がインターネット上で掲載している用語集も100%信用できません。従って、固有名詞に関する最適な確認方法は、ネイティブの発音を聞いてそれをどれだけネイティブに近い読み・発音で無理のない日本語に書き直せるかだと思います。ネイティブの知人がいない場合は、翻訳者ネットワークサイトなどでスウェーデン語翻訳に携わっている他の翻訳者に質問を投げかけてみるのも手ではないかと思います。

2 thoughts on “アーロン ランゲージ サービス

  1. shinichi Post author

    (sk) 人名をはじめ固有名詞をうまく翻訳するとなると、かなりの能力が必要になる。。。と思う。

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