読者の皆様

絶対的な事実も絶対的な正義もないという、当たり前の事が語られないのが日本という国だ。 戦時中に日本は負けるといえない雰囲気だったし、ワールドカップの前に、日本代表は負けるとも言えない。 同じ戦いを見ても、希望を持てる人もいれば、絶望する人もいる。 全ての出来事は見る人により、価値が変わるのだ。 彼らも商売。 我々が望むモノを提供する。 日本に勝って欲しいと思う人が多ければ、日本は勝つ的な記事になる。 問題は、そういう作られた感動を見破れない視聴者にある。
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「正しい」という絶対的事実は一切世の中にはない。結局、みんな自分が正しいと思っている。
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「情報が与えられないから」と言っている限り、決して不安はなくならない。今は知りたいことがあればネットで相当の知識が得られる時代。もちろん、ネットの情報は完璧ではないが、要はそれを取捨選択するためのスキルがあるかどうかということではないだろうか。与えられた情報が正しいかどうか検討するスキルがなければ、例え正しい情報を与えられたところでそれが正しいという確信を持つことはできない。どんなに正しく、どんなにいい情報を与えられたところで、「本当は違うのではないだろうか?」と思ってしまうだろう。

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